ターミナルとは?使い方・開き方から終了まで初心者向けにやさしく解説 | UNIX Cafe

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本記事の構成および論理分析にはAI(人工知能)を使用しています。情報の正確性は、システム管理者(UNIXユーザー)による手動検証済みです。

ターミナルとは?使い方・開き方から終了まで初心者向けにやさしく解説 | UNIX Cafe

ターミナル入門 | 初心者向け

ターミナルは、パソコンに文字で命令を出すための画面です。Mac、Linux、UNIX系の環境では、ファイルを探す、フォルダを移動する、アプリを起動する、サーバーへ接続する、プログラムを動かす、といった作業をコマンドで進められます。

ただ、はじめて開くと黒い画面に文字だけが表示されるため、「何を入力すればいいのか」「閉じて大丈夫なのか」「変なコマンドを打ったら壊れないのか」と不安になりやすいところです。

この記事では、ターミナルとは何か、MacやLinuxでの開き方、初心者が最初に覚えるコマンド、終了方法、vi で困ったときの抜け方まで、順番に確認します。

この記事でわかること

  • ターミナルとは何か
  • MacとLinuxでターミナルを開く方法
  • 初心者が最初に覚えるターミナルコマンド一覧
  • ターミナルを終了する方法
  • vi を開いてしまったときの抜け方
  • ターミナルが見つからないときの確認ポイント
目次

ターミナルとは?できることをやさしく解説

ターミナルとは、コマンドラインインターフェース、つまりCLIを使うためのアプリです。マウスでボタンを押す代わりに、lscd のような短い命令を入力して、パソコンに作業をさせます。

Macでは「ターミナル」アプリが標準で入っています。Linuxでも多くの環境に「Terminal」「端末」「Konsole」「GNOME Terminal」などの名前で同じ役割のアプリがあります。

ターミナルの中では、シェルと呼ばれるプログラムが動いています。Macでは現在 zsh が標準的に使われ、Linuxでは bash がよく使われます。細かい違いはありますが、この記事で扱う基本コマンドはどちらでもほぼ同じように使えます。

初心者のうちは、「ターミナルは文字でパソコンに命令する画面」「シェルはその命令を受け取る係」と考えればOKです。

Macでターミナルを開く方法

Spotlight検索を使う

Macでターミナルを開くなら、まずはSpotlight検索を使うのが簡単です。

  • command + space を押す
  • 検索欄に「ターミナル」または「Terminal」と入力する
  • 表示された「ターミナル」アプリを開く

Finderから開く

Finderから開く場合は、アプリケーション の中にある ユーティリティ フォルダを開き、その中の「ターミナル」をクリックします。

新規ターミナルでフォルダに移動する

おすすめは、Finderでフォルダを表示して右クリックし、「新規ターミナルでフォルダに移動」を選択すると、そのフォルダの中に移動した状態でターミナルを起動できます。

次のような場合は、特にこの方法が有効です。

  • フォルダ名が長い場合
  • フォルダのある階層が深い場合
  • フォルダ名が日本語の場合

ターミナル画面を追加したい場合は、「新規ターミナルタブでフォルダに移動」を選択すると、先に開いたターミナルに新規タブでターミナルを追加することができます。

ターミナルを開くと、次のような表示が出ます。

user@MacBook ~ %

最後の %$ は、コマンドを入力できる状態を表す記号です。ここに命令を入力して return または enter を押します。

Linuxでターミナルを開く方法

Linuxでは、使っているディストリビューションやデスクトップ環境によって見た目が少し変わります。Ubuntu系なら、アプリ一覧や検索画面で「Terminal」「端末」と入力すると見つかります。

多くのLinux環境では、次のショートカットでも開けます。

Ctrl + Alt + T

ショートカットで開かない場合は、アプリメニューから「端末」「Terminal」「Konsole」などを探してください。サーバー環境では、最初から文字だけの画面にログインしていることもあります。その場合は、すでにターミナルと同じような状態です。

ターミナルで最初に覚えるコマンドは?

ターミナルを開いたら、まずは安全な確認コマンドから始めます。次のコマンドは、ファイルを削除したり設定を変えたりしないため、練習に向いています。

今いる場所を確認する

pwd

pwd は、現在いるフォルダの場所を表示するコマンドです。Macなら /Users/ユーザー名、Linuxなら /home/ユーザー名 のように表示されることが多いです。

ファイルやフォルダの一覧を見る

ls

ls は、今いる場所にあるファイルやフォルダを一覧表示します。Finderやファイルマネージャでフォルダを開いて中身を見る操作に近いものです。

フォルダを移動する

cd Desktop

cd は、フォルダを移動するコマンドです。Macでデスクトップへ移動するなら cd Desktop と入力します。移動できたかどうかは、もう一度 pwd を実行して確認します。

ひとつ上のフォルダへ戻るときは、次のように入力します。

cd ..

画面をきれいにする

clear

clear は、ターミナルの表示を消して見やすくするコマンドです。ファイルが削除されるわけではありません。画面の表示だけを整理します。

初心者向けターミナルコマンド一覧

コマンド意味
pwd現在の場所を表示するpwd
lsファイルやフォルダを一覧表示するls
ls -la隠しファイルも含めて詳しく表示するls -la
cdフォルダを移動するcd Desktop
mkdirフォルダを作るmkdir practice
touch空のファイルを作るtouch memo.txt
catファイルの中身を表示するcat memo.txt
cpファイルをコピーするcp memo.txt copy.txt
mvファイルを移動または名前変更するmv copy.txt old.txt
rmファイルを削除するrm old.txt
manコマンドの説明を読むman ls
history入力したコマンド履歴を見るhistory
exitシェルを終了するexit

rm は削除コマンドです。ゴミ箱に入らず消えることがあります。初心者のうちは、削除対象のファイル名を ls で確認してから使ってください。

Linux・UNIX・macOSコマンド一覧表

このページは、UNIX・Linux・macOSでよく使うコマンドを目的別にまとめた早見表です。

まずは のついた基本コマンドから少しずつ触れて、忘れたら困ったときにこのページへ戻ってくる。その使い方が、いちばん挫折しないコツです。

ターミナルの使い方を練習する

ここでは、ファイルを作って中身を見て、最後に片付けるところまでを練習します。MacでもLinuxでも同じ流れで試せます。

まず、練習用フォルダを作ります。

mkdir terminal-practice

作ったフォルダへ移動します。

cd terminal-practice

今いる場所を確認します。

pwd

空のメモファイルを作ります。

touch memo.txt

ファイルができたか確認します。

ls

memo.txt が表示されれば成功です。中身はまだ空なので、cat memo.txt を実行しても何も表示されません。

練習が終わったら、ひとつ上のフォルダへ戻ります。

cd ..

練習用フォルダを削除する場合は、次のコマンドを使います。

rm -r terminal-practice

rm -r はフォルダごと削除するコマンドです。実行前に、削除してよいフォルダ名か必ず確認してください。

ターミナルを終了する方法

ターミナルを終了する方法は、主に2つあります。

  • シェルを終了する: exit と入力して enter を押す
  • アプリを終了する: Macならメニューから「ターミナル > ターミナルを終了」を選ぶ
exit

exit は、今開いているシェルの作業を終えるコマンドです。コマンド実行中に止めたい場合は、Control + C を使うことが多いです。

ただし、保存が必要な編集画面や、インストール作業の途中では、いきなり閉じる前に画面のメッセージを確認してください。

ターミナルがない、見つからないときの確認ポイント

「ターミナル ない」と検索している場合は、名前や場所が違っているだけのことが多いです。

  • Mac: Spotlightで「ターミナル」または「Terminal」と検索する
  • Mac: Finderの アプリケーション / ユーティリティ を確認する
  • Ubuntu: アプリ検索で「Terminal」「端末」と入力する
  • Linux: 「Konsole」「GNOME Terminal」「端末」など別名で探す
  • Windows: 標準の「ターミナル」とUNIX系のターミナルは環境が違うため、WSLやGit Bashが必要な場合がある

MacやLinuxであれば、通常は何らかのターミナルアプリが用意されています。見つからないときは、アプリ名ではなく「端末」「terminal」「console」でも検索してみてください。

ターミナル初心者が注意したいコマンド

ターミナルは便利ですが、入力した命令をそのまま実行するため、注意が必要なコマンドもあります。

  • rm: ファイルを削除する
  • rm -r: フォルダごと削除する
  • sudo: 管理者権限で実行する
  • chmod: ファイルの権限を変更する
  • ネット上の長いコマンド: 意味がわからないまま貼り付けない

特に sudo が付いたコマンドは、パソコン全体に影響する可能性があります。何をするコマンドか確認してから実行してください。

viを開いてしまったときの使い方と抜け方

ターミナルを使っていると、vi または vim というエディタが開くことがあります。画面が切り替わり、普通に文字を打っても思ったように動かないため、初心者がつまずきやすい場所です。

まず覚えるべきなのは、終了方法です。

やりたいこと入力
保存せず終了するEsc を押してから :q!、最後に Enter
保存して終了するEsc を押してから :wq、最後に Enter
入力モードにするi
入力モードを抜けるEsc

もし「どうしても抜けられない」と感じたら、まず Esc を押してください。そのあとに :q! と入力して Enter を押すと、保存せずに終了できます。

viを「使える」に変えたい方へ

最初は、次の4つだけ覚えれば十分です。

文字を入力する

i

入力をやめて、命令できる状態に戻る

Esc

保存せずに終了する

:q!

保存して終了する

:wq

UNIX Cafe のviシリーズでは、この「モードを切り替える」考え方から、移動、保存、削除、コピー、検索までを、ひとつずつ短い手順で解説しています。まずは次の記事から進めてみてください。

viをもっと知りたくなったら、次のページも見てください。

vi 入門シリーズ

動画で流れを先に見たい方は、UNIX Cafe の YouTube もあわせてどうぞ。記事と同じく、初心者向けのやさしい流れで、ターミナルの最初の一歩を確認できます。

👉 UNIX Cafe YouTube Channel

ターミナルを覚えると何ができるようになるか

ターミナルを使えるようになると、パソコン作業の見え方が変わります。ファイルを探す、ログを見る、Gitで変更を管理する、PythonやNode.jsを実行する、サーバーへSSH接続する、といった作業を同じ画面から進められます。

最初は pwdlscd だけで十分です。いきなり難しいコマンドを覚えるより、「今どこにいるか」「何があるか」「どこへ移動するか」を確認できるようになることが大切です。

慣れてきたら、次は実際の作業を小さく通してみましょう。たとえば、ファイルを探す、編集する、動かす、結果を確認する、Gitに記録する、という流れです。ターミナルは、ひとつひとつのコマンドを覚えるだけでなく、作業の流れとして身につけると強くなります。

ターミナルについてよくある質問

ターミナルを閉じても大丈夫ですか?

はい、基本的には大丈夫です。ファイルを探したり一覧を見たりするだけなら、ウィンドウを閉じてもパソコンに影響はありません。ただし、編集中の画面やインストールの途中など、作業が進行している間は、画面のメッセージを確認してから閉じてください。

間違ったコマンドでパソコンは壊れますか?

pwdlscd のような確認・移動のコマンドは、ファイルを消したり設定を変えたりしないため安全です。注意が必要なのは rm(削除)や sudo(管理者権限)など、結果が大きく変わるコマンドです。意味がわからない長いコマンドは、そのまま貼り付けないようにしましょう。

zshとbashはどちらを使えばいいですか?

初心者のうちは、どちらでも問題ありません。Macは標準で zsh、Linuxでは bash がよく使われますが、この記事で紹介する基本コマンドはどちらでもほぼ同じように動きます。まずは今使っている環境のまま始めて大丈夫です。

Windowsにターミナルはありますか?

Windowsにも「ターミナル」や「コマンドプロンプト」「PowerShell」がありますが、MacやLinuxのUNIX系コマンドとは少し仕組みが違います。Macと同じ感覚で使いたい場合は、WSL(Windows Subsystem for Linux)やGit Bashを導入する方法があります。

viから抜けられないときはどうすればいいですか?

まず Esc を押してから、:q! と入力して Enter を押すと、保存せずに終了できます。保存して終了したいときは Esc のあとに :wq です。落ち着いて Esc を押すところから始めれば、必ず抜けられます。

まとめ

ターミナルは、MacやLinuxを文字で操作するための入口です。最初は難しく見えますが、基本は「コマンドを入力して、結果を確認する」だけです。

  • MacではSpotlightや アプリケーション / ユーティリティ から開く
  • Linuxではアプリ検索や Ctrl + Alt + T で開くことが多い
  • 最初は pwdlscd から覚える
  • 終了は exit、実行中の停止は Control + C を使う
  • vi で困ったら Esc のあと :q! で抜ける

ターミナルは、覚えた瞬間にすべてができる道具ではありません。小さな確認、小さな移動、小さな編集を積み重ねる道具です。まずは安全なコマンドから始めて、少しずつ自分の作業に取り入れていきましょう。

次のステップとして、CLIでファイルを探し、編集し、テストし、Gitに記録する流れを学ぶと、ターミナルを「知っている」から「使える」に変えやすくなります。

次の一歩

ターミナル仕事術– category –

読み終えたあとに、実際の作業へ進みたい方は、UNIX Cafe の「ターミナル仕事術」もあわせてご覧ください。この記事では、ターミナルで何が速くなるのかをテーマに、ターミナルだけで1つの作業を完結させるまでを連載しています。

CLIで開発する– category –

UNIX Cafe のCLI入門シリーズでは、Python製の小さなアプリを題材に、ターミナル中心で開発作業を進める流れを見ていきます。最後まで見るとvi、Git、テスト実行までを手を動かしながら、確認することができます。

動画でCLI開発の流れをつかむ(UNIX Cafe YouTube)

CLIでの開発手順は、動画でも確認できます。ファイルの探索・編集・実行・結果確認・Gitへの記録までの流れを、初心者でも追いやすいテンポで紹介しています。

👉 UNIX Cafe YouTube Channel

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この記事を書いた人

のいのアバター のい UNIX Cafe マスター

Macintosh Color Classicから始まった旅は、長いWindows時代を経て、Windows10のサポート終了をきっかけにUNIXの世界へ戻ってきました。UNIX Cafeでは、UNIX・Linux・そしてMacな世界を、むずかしい言葉を使わず、物語のように書いています。プログラミングは、アイデアをコンピューターに伝えるための言葉です。簡単な単語と文法を覚えれば、誰でもコマンドを使えます。ぜひ一度、やさしいプログラミングの世界をのぞいてみてください。

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