vim入門|魔法みたいな便利ワザをやさしく紹介|UNIX Cafe

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vim入門|魔法みたいな便利ワザをやさしく紹介|UNIX Cafe
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Magic Trick 01: 検索(/文字列)

n で次、N で前へ

ユニ先生

vim の検索は、本当に“魔法のルーペ”みたいなんだ。探したい言葉を /文字列 と打つだけで、ひとっ飛びで見つけてくれるよ。長いファイルになればなるほど、この魔法のありがたみが分かるんだ。

ミナちゃん

文章の海から、必要なところだけピカッと光って見える感じですね!

ユニ先生

見つかったあとも、n で次の場所へ、N で前の場所へ移動できるよ。
まるでページの間をワープしてるみたいだね。

Magic Trick 02: 取り消し

ユニ先生

vim の u(取り消し) は、とてもやさしい魔法。ちょっと操作を間違えても、心配いらないよ。「うわっ、やってしまった…!」と思ったら、すぐに u

ミナちゃん

“u を押せばだいたい何とかなる”って、すごく心強いですね。

ユニ先生

そう。安心して試行錯誤できるから、vim に慣れるスピードもぐっと上がるんだ。

Magic Trick 03:一括置換(%s/old/new/g)

ユニ先生

見た目がちょっと呪文みたいだけど、意味はとてもシンプルなんだ。

  • % = 全体を対象にする
  • s = “置き換える”
  • old = 変えたい言葉
  • new = 変えたあとの言葉
  • g = 全部まとめて置き換える
シェリ

つまり ” %s/old/new/g ” っていうのは、「このファイルの中にある old を、ぜ〜んぶ new に入れ替えてちょうだい」ってお願いしているだけなのよ。

ミナちゃん

これこそ魔法の呪文ですね…!
長い文章の修正が一瞬で終わりそうです。

ユニ先生

そうなんだ。大量の置換が必要なときは、この魔法が作業時間を大きく短縮してくれるよ。

編集を快適にする小ワザ

早く移動する

ユニ先生

vim には、移動をすばやくするための“ちょい技”もたくさんあるよ。

  • 0 → 行のいちばん左へ
  • $ → 行のいちばん右へ
  • w → つぎの単語の先頭
  • b → ひとつ前の単語の先頭
ミナちゃん

わ、カーソルがピョンピョン動いて楽しいです!
文章の中を歩いているみたい。

ユニ先生

移動が速くなると、編集の流れがとてもスムーズになるよ。
作業のストレスもぐっと減るんだ。

まとめ

  • /検索:必要な場所へ魔法のようにジャンプ
  • %s/old/new/g:強力な一括置換
  • u:安心の取り消し
シェリ

この3つさえ身につけば、vim の操作はびっくりするほど軽やかになるのよ。

シェリ

便利ワザはね、一気に覚えなくて大丈夫。まずは “ちょっと触ってみる” その小さな積み重ねが、魔法をふわっと扱えるようになる一番の近道なの。焦らず、ゆっくり、自分のペースでね。

ミナちゃん

vim の魔法、もっと試したくなってきました!

ユニ先生

その気持ちこそ、いちばん大切なんだよ。

vi と vim の違いがひと目でわかる《魔法の早見表》

vi と vim は、とてもよく似た“仲間どうし”のエディタです。
でも、実は「使える魔法(コマンド)」に、少しだけ違いがあります。

ミナちゃん

先生、vi と vim の違いって、やっぱり分かりにくいです…。
どっちで何ができるのか、よく迷っちゃって。

ユニ先生

うん、その気持ち、よく分かるよ。見た目はすごく似ているからね。
「どの魔法がどちらで使えるのか」を表にすると、びっくりするくらい分かりやすくなるんだ。

ミナちゃん

えっ、そんなにハッキリするんですか?

ユニ先生

もちろん。たとえば、“検索の魔法は両方OK”、“置換の強い魔法は vim だけ”…みたいにね。じゃあ、一緒に魔法リストを見ていこうか。

ミナちゃん

はいっ! こういう一覧を見るの、ちょっとワクワクします!

魔法ワザvivim説明
/文字列(検索)探したい言葉へジャンプ
n / N検索結果を移動
u(取り消し)vi は基本1回、vim は多段階
0 / $行の先頭・行末へ移動
w / b単語ごとに進む・戻る
%s/old/new/g×全体の一括置換
検索ハイライト×見つかった文字が光る
ミナちゃん

わぁ…こうして並べて見ると、違いがすごく分かりやすいですね。
“vi は基本セット、vim は便利セット”って感じがします。

ユニ先生

そうだね。vi でも十分に編集はできるけれど、vim はそこに少し魔法が足されたようなイメージなんだ。

ミナちゃん

じゃあ、初心者は vim から始めても大丈夫ですか?

ユニ先生

もちろん。もし迷ったら、「できることが多いほうを選ぶ」で大丈夫。
それでも、vi と vim が似た仲間同士だって知っておくと、どんな環境でも落ち着いて作業できるようになるよ。

ミナちゃん

うん…なんだか安心しました。
魔法の道具箱の使い方が分かってきた気がします!

ユニ先生

その気持ちがいちばん大事なんだ。
少しずつ触っていけば、魔法のように自然に手が覚えていくよ。

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