第14回|サーバー実践(小さく公開してみる)

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第14回|サーバー実践(小さく公開してみる)

やさしい UNIX & Linux | 第14回

目次

はじめに|「動かす」から「外に見せる」へ

これまで、私たちはサーバーの中に入り、
コマンドを打ち、ファイルを置いてきました。

画面の中で動いていることは、
なんとなく分かるようになってきた。

けれど、ふと、こんな気持ちが生まれます。

「これって、本当に動いているのかな?」

今回は、その答えを確かめる回です。

サーバーの中だけで完結していた作業を、
ほんの少しだけ、外の世界につないでみます。

大きな公開ではありません。
誰かに見せる必要もありません。

ただ、
「見えるようにしてみる」
それだけです。

「公開する」って、どういうこと?

公開と聞くと、
Webサイトを作ることや、
たくさんの人に見せることを想像するかもしれません。

でも、ここで言う公開は、とても小さなものです。

URLを入力すると、
サーバーが返事をしてくれる。

それだけ。

誰が見るかも、
どれくらい見られるかも、
今は気にしなくて大丈夫です。

今回は、
「サーバーが、外とつながった」
その感覚を味わうことが目的です。

今日のゴール|ここまでできたら十分

今日のゴールは、とてもシンプルです。

ブラウザを開いて、
サーバーの IP アドレスを入力する。

すると、
自分で置いた小さなページが表示される。

これができたら、もう十分です。

デザインが整っていなくてもいい。
文章が短くてもいい。

「表示された」
その事実が、今日の成果です。

公開に使うのは、いちばんシンプルな仕組み

インターネットの世界では、「Webサーバー」という役割があります。

これは、とても単純な仕事をします。

「頼まれたファイルを、渡す」

それだけです。

今回は、難しいWebアプリも、特別な仕組みも使いません。

サーバーの中にファイルを置く。
外からアクセスが来たら、それを返す。

その基本だけを体験します。

サーバーに「見せたいもの」を置いてみる

まずは、見せるためのファイルを用意します。

中身は、本当に簡単でかまいません。

  • 「こんにちは」
  • 「テストページです」
  • 「今日の日付」

たったそれだけでも十分です。

大切なのは、
自分で作ったものが、
自分のサーバーに置かれている、ということ。

ここで初めて、
サーバーは「誰かに何かを渡す役割」を持ち始めます。

外からアクセスしてみる

いよいよ、外からアクセスしてみます。

自分のパソコンでブラウザを開き、
サーバーの IP アドレスを入力します。

少し、緊張するかもしれません。

そして、ページが表示されたとき、
こんな感覚が生まれるはずです。

「あ、つながってる」

遠くにあるサーバーが、
こちらの呼びかけに答えた。

それだけのことなのに、
とても大きな一歩に感じられます。

うまく表示されないときは

もし、うまく表示されなくても、
それは失敗ではありません。

サーバーが壊れたわけでも、
自分が向いていないわけでもありません。

まだ、設定が整っていないだけです。

表示されない理由は、必ずどこかにあります。

今は、
「どう直すか」よりも、
「どういう仕組みで動いているか」を感じてみてください。

小さく公開する、という考え方

いきなり完成を目指さなくていい。

いきなり人に見せなくていい。

まずは、
小さく出す。
小さく確かめる。

この考え方は、
サーバーだけでなく、
Webやプログラミング全体に共通しています。

  • 小さく作って
  • 小さく動かして
  • 少しずつ育てる

それが、長く続けるコツです。

おわりに|世界に向かって、そっとドアを開いた日

今日やったことは、
とても地味だったかもしれません。

でも、確かに、
サーバーは動き、
外とつながりました。

それは、
インターネットの世界に、
自分の居場所をひとつ作った、ということです。

次は、

  • もう少し整える
  • もう少し守る
  • もう少し便利にする

サーバーとの付き合いは、
ここから、ゆっくり始まります。

次回への小さな予告

次回は、トラブル対応と運用(続けられる力)

困ったとき、
どう考え、どう向き合えばいいのか。

続けるための、
いちばん大切な力を、そっと整理します。

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この記事を書いた人

のいのアバター のい UNIX Cafe 編集部

UNIX Cafe は、むずかしい言葉をできるだけ使わず、物語を読むような気持ちで気軽に学べる場所です。
プログラミングは、アイデアをコンピューターに伝えるための「ことば」。
簡単な単語と文法を覚えることで、誰でもターミナルから便利なコマンドを使えるようになります。
コーヒーを片手に立ち寄るような気持ちで、やさしいプログラミングの世界を、
そっとのぞいてみてください。

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