
やさしい UNIX & Linux | 第19回
はじめに|入れた。でも、この先が少し不安
前回は、SSHで
はじめてサーバーの中に入る ところまで体験しました。
画面が切り替わったあの瞬間、
「ちゃんと入れたんだ」と、少し安心した方も多いと思います。
でも、同時に
こんな気持ちも生まれたかもしれません。
「ここは、どこなんだろう?」
「何をしていい場所なんだろう?」
今日は、その不安を解消する回です。
何かを作ったり、設定を変えたりはしません。
ただ、周りをそっと見回すだけ。
それだけで、サーバーはぐっと身近になります。
今日やることは、たった3つ
今日やることは、とてもシンプルです。
- いまいる場所を知る
- 何があるかを眺める
- 別の場所へ移動してみる
どれも、「壊す」操作ではありません。
確認するだけの、安全な一歩です。
いまいる場所を知る|pwd
まずは、
いま自分がどこにいるのか を確かめてみましょう。
次のコマンドを入力します。
pwdEnterキーを押すと、
文字の列が表示されます。
これは、
今いる場所の住所 のようなものです。
最初は、
意味がよく分からなくても大丈夫です。
「ここにいるんだな」
そう確認できれば、それでOKです。
何があるかを眺める|ls
次に、
この場所に 何があるのか を見てみます。
lsすると、
いくつかの名前が並んで表示されます。
これは、
この場所に置かれているものの一覧 です。
ファイルやフォルダが、
ただ並んでいるだけ。
今は、
触らずに、眺めるだけにしましょう。
場所を移動する|cd
では、少しだけ動いてみます。
cdこのコマンドは、
場所を移動する ためのものです。
たとえば、
一つ上の場所へ戻るときは、こう書きます。
cd ..また、
自分の最初の場所に戻りたいときは、
cd ~と入力します。
迷っても、
戻れる場所がある。
それを知っているだけで、
サーバーは怖くなくなります。
「自分の部屋」がある、という考え方
サーバーの中には、
自分専用の場所 があります。
それが、
ホームディレクトリと呼ばれる場所です。
難しく考えなくて大丈夫です。
- 「ここは、自分の部屋」
- 「まずは、ここで動けばいい」
そう思っておけば、
迷いにくくなります。
今日は、触らなくていい
ここまでで、
- いまいる場所を確認して
- 何があるかを見て
- 少しだけ移動してみました
ただ、それだけです。
何かを作る必要も、
消す必要もありません。
今日は、ただ見てきただけ。
それで、十分です。
まとめ|歩き始めた、ということ
今日できたことは、
- 場所を確認できた
- 中をのぞくことができた
- 迷っても戻れると分かった
この3つです。
これは、
サーバーの中を 歩き始めた ということ。
次は、
いよいよ 手を伸ばす 段階に進みます。
次回への小さな予告|はじめて、ファイルに触れる
次回は、
何も入っていないファイル を作ってみます。
壊れない場所で、
安心して触る練習です。
急がなくて大丈夫。
一歩ずつで、十分です。
さらに学びたいあなたへ
📘 用途ごとに選ぶ Linux のおすすめ本

