vi 入門|インサートモードとコマンドモードの基本|UNIX Cafe

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vi の “2つの時間” とは?

入力していい時間(インサートモード)

ミナちゃん

先生、文字を打とうとしても、なぜか全然入力できないんです…! 画面を見つめても、どこにも反応がなくて少し不安になります。

ユニ先生

それはね、今の vi が “コマンドモード” にいるからなんだよ。
文字を自由に打てるのは インサートモード。キーボードの i を押すと、vi は「うん、話していいよ」と言ってくれるんだ。

ミナちゃん

なるほど…!
“話してOK”の合図が i なんですね。

命令を聞く時間(コマンドモード)

ユニ先生

反対に、文字入力ができないときは “コマンドモード” にいる証拠なんだ。 ここでは vi が、移動したり削除したりする “命令” を待っている状態なんだよ。

ミナちゃん

だからキーを押しても何も起きなかったんですね…。
黙って聞いてる時間だったとは。

ユニ先生

うん。
この “2つのモード” を知るだけで、vi がぐっと分かりやすくなるよ。

Esc は “安心して戻れる場所”

Esc を押せばいつでもモードを立て直せる

ミナちゃん

もし、間違った操作をしてしまったらどうすれば…? 変なところを押しちゃいそうで怖いです。

ユニ先生

そんなときこそ Esc の出番だよ。Esc は「どんな状況でもコマンドモードに戻れる、安心の場所」。迷ってしまったら、とりあえず Esc を押せば大丈夫。動きをリセットできるから、気持ちも自然と落ち着くんだ。

ミナちゃん

“帰る場所” があると思うと、ちょっと安心します。

ユニ先生

vi はこの Esc があるから、実はとても親切なんだよ。

モード切り替えを体験してみよう

i → 入力する / Esc → 戻る

ユニ先生

モードの切り替えはとてもシンプル。 “ i ” を押す → 入力モード ・ “Esc” → コマンドモードへ戻る これを繰り返すだけで、vi のリズムが自然に体で覚えられるよ。

ミナちゃん

ほんとに“話す時間”と“聞く時間”を切り替えている感じですね!
リズムが分かってきたら、少し楽しくなってきました。

ユニ先生

vi はリズミカルに操作できるところが魅力なんだ。
慣れてくると、まるで踊るみたいに操作できるようになるよ。

まとめ

ユニ先生

vi には “文字を入力する時間(インサート)” と
“命令を伝える時間(コマンド)” の、2つのモードがあるんだ。
この切り替えがわかると、ぐっと使いやすくなるよ。

シェリ

i ” で話す “ Esc ” で落ち着く。この小さなリズムさえ知っていれば、
“あれ、入力できない…” という不安はすっと消えていくの。vi が思ったよりずっとやさしいツールに感じられるはずよ。

ミナちゃん

モードの仕組みが分かると、vi がちょっとかわいく見えてきました…!

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