本記事の構成および論理分析にはAI(人工知能)を使用しています。情報の正確性は、システム管理者(UNIXユーザー)による手動検証済みです。
ロリポップ!固定IPアクセスとは?固定IP VPNの料金・メリット・デメリットを実体験レビュー🛡️

VPNで固定IPを使いたいけれど、どのサービスを選べばよいか迷っていませんか?
今回は、ロリポップ!固定IPアクセスを利用して半年が過ぎましたので、おすすめのポイントを整理してみたいと思います。
この記事では、公式情報だけでなく、私が実際に半年ほど利用した感想もあわせて紹介していきます。
まず最初に、私が固定IPを必要だと感じた直接のきっかけは、Googleアナリティクスで自分のアクセスを除外したかったからです。
ブログを運営していると、自分で記事を確認したり、表示をチェックしたりするため、自分のアクセスがアクセス解析に混ざってしまいます。私の環境では、OCNのプロバイダでIPアドレスが頻繁に変わるため、Googleアナリティクスで自分のIPを除外しても、しばらくすると設定し直す必要がありました。
ロリポップ!固定IPアクセスを使うようになってからは、毎回同じ固定IPで接続できるため、自分のアクセスをGoogleアナリティクスから安定して除外できるようになりました。
また、私の場合は、ブログの管理画面に .htaccess でアクセス制限を設けています。ロリポップ!固定IPアクセスを使えば、自宅でも外出先でも同じ固定IPで接続できるため、ブログ記事の更新やメンテナンスを行うときにも便利です。
外出時のカフェスペースや、公共施設などのフリーWi-Fiを使うときも、WireGuardでVPNに接続すれば、いつもの固定IPから作業できます。Googleアナリティクスやサイト側のPV計測で、同じ固定IPを除外対象として設定できる点も、私には大きなメリットでした。
これまで使っていて、速度面で大きな不満を感じたことはなく、日常的なブログ更新やWordPress作業では快適に使えています。
ロリポップ!固定IPアクセスを申し込むと次のようなメールが届き、私の申込み時には約1ヶ月の無料お試し期間がありました。
新規契約完了のお知らせ
ご利用頂きありがとうございます。
お試し期間終了の前日に、お支払いが発生します。ご確認の上ご利用ください。お取引内容 : 固定IPアドレスのお試し利用(無料)
お試し期間 : 2025/12/19 〜 2026/01/31
請求日 : 2026/01/30
固定IPは、毎回同じIPアドレスで接続できる仕組みです。自宅、外出先、モバイル回線からでも、許可済みのIPアドレスとして扱いやすくなります。
この記事では、個人ユーザーや個人事業主が使いやすい固定IP付きVPNとして、ロリポップ!固定IPアクセスを中心に料金、メリット、デメリット、他社比較を整理します。
📝 この記事でわかること
- VPNの固定IPとは何か
- 固定IPが必要な用途と不要な用途
- Googleアナリティクスで自分のアクセスを除外する使い方
- サーバーログ確認時に、自分の固定IPを除外する使い方
- ロリポップ!固定IPアクセスの料金と特徴
- 固定IP付きVPNのメリットとデメリット
- 主な固定IPサービスの比較
結論:個人で固定IPを安く使うならロリポップ!固定IPアクセスが候補
個人でVPNの固定IPを使いたいなら、ロリポップ!固定IPアクセスは有力な候補です。
理由は、月額539円から始められ、プロバイダ変更や回線工事なしで固定IPアドレスを使えるからです。2026年6月時点では、最大2ヶ月の無料お試しも用意されています。
とくに、サーバー管理、Web制作、クラウドサービスのIP制限、外出先からの安全な作業に固定IPが必要な人に向いています。
まずは公式サイトで、最新の料金と無料お試し条件を確認してみてください。
ロリポップ!固定IPアクセス
VPNの固定IPとは
固定IPとは、インターネット接続時に変わらないIPアドレスを使える仕組みです。
通常の自宅回線やモバイル回線では、接続するたびにIPアドレスが変わることがあります。これを動的IPと呼びます。
一方、VPNの固定IPサービスでは、VPNサーバーを経由して毎回同じIPアドレスで通信します。自宅の回線契約を変えなくても、固定IPを使える点が特徴です。
固定IPと専有IPの違い
固定IPは、変わらないIPアドレスを使えることを意味します。専有IPは、そのIPアドレスを自分だけで使えることを意味します。
固定IPサービスの中には、複数ユーザーで同じIPを共有するタイプもあります。IP制限や業務利用では、専有IPか共有IPかを確認しておきましょう。
| 種類 | 特徴 | 向いている用途 |
|---|---|---|
| 動的IP | 接続のたびに変わることがあるIP | 通常のWeb閲覧、動画視聴、日常利用 |
| 固定IP | 毎回同じIPで接続できる | IP制限、サーバー管理、リモート作業 |
| 共有固定IP | 同じIPを複数ユーザーで共有する | 低コストで固定IPを試したい用途 |
| 専有固定IP | 自分または自社だけで使う固定IP | 管理画面の許可IP、業務システム接続 |
検索でよく見るDedicated IPは、専有IPに近い意味で使われます。Static IPは固定IPの意味で、変わらないIPアドレスを指します。
💡 選び方のヒント
クラウド管理画面や取引先システムのIP制限に使うなら、専有固定IPのほうが管理しやすくなります。
ロリポップ!固定IPアクセスの概要
ロリポップ!固定IPアクセスは、GMOペパボが提供するVPN型の固定IPサービスです。
VPNプロトコルにはWireGuardを採用し、Windows、macOS、iOS、Androidなどから接続できます。固定IPアドレスは契約者専有として提供されます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| サービス名 | ロリポップ!固定IPアクセス |
| 提供会社 | GMOペパボ株式会社 |
| ライト料金 | 1ライセンス月額539円から |
| スタンダード料金 | 10ライセンス月額4,950円から |
| 接続方式 | WireGuard |
| 固定IP | 契約者専有の固定IP |
| 対応OS | Windows、macOS、iOS、Androidなど |
| 無料お試し | 最大2ヶ月 |
| 有料オプション | ログ、ルーティング |
| 向いている人 | 個人、個人事業主、小規模チーム |
料金や無料期間は変更される可能性があります。申込み前に、公式サイトの最新情報を確認してください。
ログとルーティングの有料オプション
ロリポップ!固定IPアクセスには、接続ログとルーティングの有料オプションがあります。
ログオプションは、VPNサーバーへの接続ログを保存・ダウンロードしたい場合に使います。誰がいつ接続したかを確認したい小規模チームでは便利です。
ルーティングオプションは、VPNを経由する通信範囲をIPアドレス単位で制御したい場合に使います。普段の通信は通常回線、業務システムだけVPN経由にしたいときに役立ちます。
ロリポップ!固定IPアクセスのメリット
月額539円から固定IPを使える
ロリポップ!固定IPアクセスの大きな魅力は、料金の始めやすさです。
ライトプランは1ライセンスから契約でき、月額539円から使えます。個人で固定IPを試したい場合でも、負担を抑えやすい料金です。
プロバイダ変更や工事が不要
固定IPを使うために、自宅の光回線やプロバイダを変更する必要はありません。
VPNで接続する方式なので、自宅回線、モバイルWi-Fi、テザリング、外出先のWi-Fiからでも同じ固定IPを使えます。
WireGuard対応で接続しやすい
WireGuardは、比較的新しいVPNプロトコルです。高速性とシンプルな構成が特徴で、スマートフォンやノートPCでも使いやすい方式です。
VPNの設定に不安がある人でも、手順に沿って進めれば導入しやすい構成になっています。
固定IPを複数人で使える
1つの固定IPアドレスに対して、ライセンスを追加できます。
個人利用だけでなく、家族経営、個人事業の外注メンバー、小規模チームで同じ固定IPを使いたい場合にも便利です。
条件に合うかどうか、公式サイトで最新のプラン内容を確認しておくと安心です。
ロリポップ!固定IPアクセス
ロリポップ!固定IPアクセスのデメリットと注意点
固定IPアドレスを指定できない
ロリポップ!固定IPアクセスでは、契約する固定IPアドレスを利用者が指定できません。
契約時に自動で割り当てられるため、特定のIP帯や特定地域のIPを選びたい用途には向きません。
1ライセンスの同時接続は1台のみ
1つのライセンスを複数端末に設定することはできますが、同時接続は1台のみです。
スマートフォンとパソコンを同時に使う場合や、複数人で同時接続する場合は、必要なライセンス数を確認しましょう。
VPN接続時は速度が落ちる場合がある
VPNは、通信をVPNサーバー経由にして暗号化する仕組みです。そのため、利用している回線、VPNサーバーの混雑状況、測定先サーバーとの相性、暗号化処理の負荷などによって、通常の接続時より通信速度が落ちる場合があります。
私の環境でブラウザベースの speedtest を使って確認したところ、VPNなしではダウンロードが約370〜380Mbps、アップロードが約240Mbps前後でした。一方、VPN接続時はダウンロードが約110〜170Mbps、アップロードが約150〜170Mbps前後という結果になりました。
この結果だけを見ると、VPN接続時はとくにダウンロード速度が落ちているように見えます。ただ、VPNありでも常時100Mbps以上は出ていたため、日常的なブログ更新、Web閲覧、WordPress作業では特にストレスを感じませんでした。YouTubeへ重い動画ファイルをアップロードする作業でも、体感として大きな不満はありません。
【実測】CLIで見る、数分間の速度のゆらぎ
VPNの速度の変化を確認するため、コマンドラインツール(speedtest-cli --simple)を使い、VPNあり・VPNなしの状態を切り替えながら複数回計測してみました。
VPNあり・なしの比較ログ
# 1回目:VPNあり
Ping: 79.102 ms
Download: 236.96 Mbit/s
Upload: 172.26 Mbit/s
# 1回目:VPNなし
Ping: 50.089 ms
Download: 289.12 Mbit/s
Upload: 229.97 Mbit/s
# 2回目:VPNあり
Ping: 82.509 ms
Download: 263.24 Mbit/s
Upload: 173.85 Mbit/s
# 2回目:VPNなし
Ping: 47.948 ms
Download: 85.31 Mbit/s
Upload: 189.79 Mbit/s
# 3回目:VPNあり
Ping: 86.589 ms
Download: 14.88 Mbit/s
Upload: 4.68 Mbit/s
# 3回目:VPNなし
Ping: 51.576 ms
Download: 86.18 Mbit/s
Upload: 59.98 Mbit/sこの結果を見ると、VPNありの状態でも1回目・2回目はダウンロードで200Mbps以上、アップロードでも170Mbps前後が出ており、十分に高速でした。一方で、3回目のVPNありではダウンロード14.88Mbps、アップロード4.68Mbpsまで大きく落ちています。
ただし、VPNなしの測定でもダウンロードが85Mbps前後まで落ちている回がありました。そのため、今回の速度低下をVPNだけの影響と判断するのは難しく、測定先サーバーの混雑、回線状況、時間帯、経路の状態なども影響している可能性があります。
一方で、PingについてはVPNありのほうが高くなる傾向が見られました。実際の作業では、ブログ更新、Web閲覧、WordPress管理画面の操作、動画ファイルのアップロードなどで大きなストレスは感じませんでしたが、速度や安定性は環境によって変わるため、無料お試し期間中に実際の作業環境で確認しておくと安心です。
なお、VPNありとVPNなしでは、Speedtestで自動選択された測定サーバーが異なる場合があります。そのため、厳密なベンチマークというより、実際の利用感に近い参考値として掲載しています。
匿名性重視のVPNとは目的が違う
固定IP付きVPNは、毎回同じIPで接続することが目的です。
アクセス元を毎回変えたい、海外サーバーを切り替えたい、匿名性を高めたいという用途では、一般的なVPNサービスのほうが合う場合があります。
⚠️ 契約前の確認
固定IPは便利ですが、万能ではありません。使いたいサービス側がVPN経由の接続を許可しているか、事前に確認しておきましょう。
評判・導入事例から見るロリポップ!固定IPアクセス
ロリポップ!固定IPアクセスは、公式サイトで導入事例が公開されています。
Web制作会社、Webシステム開発、金融支援サービスなど、外部メンバーや社外端末から社内システムへ接続する用途で使われています。
良い評判として見られる点
- 固定IPを短時間で導入しやすい
- プロバイダを変更せずに使える
- WireGuard対応で通信品質を保ちやすい
- 複数メンバーの許可IPを一本化しやすい
気になる評判として確認したい点
- VPN接続のため、利用者側の回線品質に影響される
- 固定IPアドレスそのものは指定できない
- 1ライセンスで同時接続できる端末は1台のみ
- 匿名性や海外サーバー切り替えを重視するVPNとは目的が違う
評判や導入事例を見ると、ロリポップ!固定IPアクセスは「VPNで匿名性を高めたい人」よりも「許可IPを安定させたい人」に向くサービスです。
固定IP付きVPNは安全なのか
固定IP付きVPNは、アクセス制御と組み合わせることで安全性を高めやすくなります。
たとえば、サーバーやクラウド管理画面で「このIPアドレスからだけ接続を許可する」と設定すれば、許可していない場所からの接続を減らせます。
ただし、固定IPだけで安全になるわけではありません。パスワードが弱い場合や、端末がマルウェアに感染している場合は、別のリスクが残ります。
ウイルス感染した端末がVPNに接続した場合
契約前に気になるのが、感染した端末がVPNに接続した場合の影響です。
結論として、感染端末がVPNに接続しても、必ず他の利用者へ感染するわけではありません。ただし、VPN接続後に何へアクセスできるかでリスクは変わります。
VPNが社内ネットワークへ入る入口になっている場合、感染端末は許可済みの端末として扱われる可能性があります。この場合、ファイルサーバー、管理画面、社内システムへの攻撃リスクが高まります。
| 構成 | 影響の出やすさ | 理由 |
|---|---|---|
| VPN接続後に社内LANへ広くアクセスできる | 高い | 感染端末が内部ネットワークへ攻撃しやすい |
| 他のVPN利用者端末と通信できる | 高い | 端末間で横展開される可能性がある |
| 特定の管理画面だけに接続する | 中程度 | 接続先は限定されるが認証情報の悪用リスクが残る |
| 許可IPとして使うだけで端末間通信がない | 低め | 他利用者端末へ直接広がる経路が少ない |
ロリポップ!固定IPアクセスのような固定IP型VPNを、外部サービスへ同じIPで接続する用途に限定するなら、他の利用者端末へ直接感染が広がるとは限りません。
一方で、同じ固定IPを使うメンバーが増えると、感染端末も許可済みIPからアクセスする正規ユーザーに見えてしまいます。この点は、契約前に理解しておきたい注意点です。
影響が出やすいケース
- VPN接続後に社内LANへ広くアクセスできる
- 他のVPN利用者の端末同士が通信できる
- ファイルサーバーやNASへ全員が接続できる
- 共有アカウントや共通パスワードを使っている
- VPN接続端末ごとの権限を分けていない
影響を抑えやすいケース
- VPN利用者同士の通信が遮断されている
- 接続先が特定のIPアドレスやサービスに限定されている
- ユーザーごとに個別アカウントを使っている
- 多要素認証と最小権限を設定している
- 接続ログを確認できる体制がある
重要なのは、VPNそのものよりも「VPN接続後にどこまでアクセスできるか」です。固定IPは入口制限には有効ですが、感染端末対策の代わりにはなりません。
- 多要素認証を有効にする
- 管理画面の権限を必要最小限にする
- VPN設定ファイルを不用意に共有しない
- 退職者や外注終了時はライセンスを削除する
- 接続ログが必要な場合はログオプションを検討する
契約前に確認したいセキュリティ項目
- VPN接続後にアクセスできる範囲を限定できるか
- ユーザーごとにライセンスや設定を分けられるか
- 外注終了や退職時にすぐライセンスを削除できるか
- 接続ログを保存・確認する必要があるか
- 接続先サービス側で多要素認証を設定できるか
- 感染疑いの端末をすぐVPNから外せる運用にできるか
⚠️ 固定IPはセキュリティ対策の一部
固定IPは「接続元を絞る」ための仕組みです。感染端末や内部不正を防ぐには、認証、権限管理、端末管理と組み合わせて使いましょう。
フリーWi-FiでVPNを使うメリットと注意点
カフェ、ホテル、駅、コワーキングスペースなどのフリーWi-Fiでは、VPNを使うメリットがあります。
とくに、外出先からサーバー管理画面やクラウドサービスへ接続する人は、VPNの役割を理解しておきましょう。
フリーWi-FiでVPNを使うメリット
- 通信内容を暗号化し、盗み見されるリスクを下げられる
- 悪意あるWi-Fiに接続した場合でも、VPN接続後の通信を保護しやすい
- 固定IP付きVPNなら、外出先からでも同じIPアドレスで作業できる
- IP制限された管理画面や業務サービスへ接続しやすい
- 接続先サイトから見えるIPアドレスをVPNサーバー側のIPにできる
固定IP付きVPNを使えば、自宅、スマートフォンのテザリング、カフェのWi-Fiからでも、同じ固定IPで接続できます。
そのため、許可IPを設定したサーバーや管理画面へ、外出先からアクセスする用途と相性がよいです。
フリーWi-FiでVPNを使うデメリット
- VPNサーバーを経由するため、通信速度が遅くなることがある
- Wi-Fi接続直後からVPN接続完了までの通信は保護されない場合がある
- 端末自体のウイルス感染や不正アプリは防げない
- 偽サイトへログイン情報を入力するフィッシング詐欺は防げない
- 銀行、動画配信、ECサイトなどで追加認証やブロックが起きる場合がある
VPNは通信経路を守るための仕組みです。端末のウイルス対策ソフトや多要素認証の代わりにはなりません。
フリーWi-Fiで使うときのチェック項目
- Wi-Fi接続後、作業前にVPNへ接続する
- VPN接続中のIPアドレスが固定IPになっているか確認する
- 重要な管理画面では多要素認証を有効にする
- 知らないWi-Fi名や不自然なログイン画面には注意する
- 作業後はVPN接続と管理画面のログアウトを確認する
✔ 外出先作業では固定IP付きVPNが便利
フリーWi-Fiで管理画面や業務サービスへ接続するなら、VPNは有効な対策です。ただし、端末対策と認証対策もあわせて行いましょう。
固定IP付きVPNが必要な用途
- クラウドサービスの管理画面をIP制限したい
- レンタルサーバーやVPSの管理画面に安全に接続したい
- Web制作や開発で、取引先サーバーに許可IPを登録したい
- Googleアナリティクスなどで自分のアクセスを除外したい
- サーバーログの解析で、自分のアクセスを除外したい
- 外出先やカフェから同じIPアドレスで作業したい
- 自宅回線を変えずに固定IP環境を作りたい
固定IPは、アクセス制御と相性がよい仕組みです。許可したIPアドレスからだけ接続できるようにすれば、不正アクセス対策の一部として使えます。
自作スクリプトでログを確認するときにも便利
もうひとつ、実際に使っていて便利だと感じたのが、サーバーログを確認するときです。
私は毎日、自作スクリプトを使って、サーバーのログを巡回しています。アクセスログやエラーログを確認していると、自分が管理画面を開いたアクセスや、記事を確認したアクセスもログの中に混ざります。
このとき、ロリポップ!固定IPアクセスで接続していれば、自分のアクセス元IPアドレスが毎回同じになります。そのため、ログを解析するときに、自分の固定IPアドレスを指定して、自分のアクセスを除外できます。
たとえば、サーバーに何かトラブルが起きたとき、アクセスログの中から自分の確認作業によるアクセスを取り除けると、外部からのアクセスや、エラーにつながった可能性のある動きを見つけやすくなります。
これは、Googleアナリティクスで自分のアクセスを除外する使い方とよく似ています。アクセス解析だけでなく、サーバーログの確認でも「自分のIPアドレスが変わらない」ことは大きなメリットになります。
特に、ブログやWebサイトを自分で管理している場合、トラブル時の切り分けがしやすくなります。自分の作業によるアクセスなのか、外部からのアクセスなのかを分けて見られるだけでも、原因を探すときの負担がかなり減ります。
固定IP付きVPNが不要な用途
- 動画配信サービスの地域制限を回避したい
- 毎回違うIPアドレスで接続したい
- 海外の複数国サーバーを切り替えたい
- IP制限を使う予定がない
- 自宅サーバーを外部公開するための固定回線が必要
目的がプライバシー保護や海外サーバー利用なら、一般的なVPNサービスを比較したほうがよい場合があります。
逆に、IP制限や業務用アクセスが目的なら、固定IP付きVPNを選ぶ価値があります。
VPNの固定IPが不要と言われる理由
検索上位には、VPNの固定IPは不要と説明する記事もあります。これは、固定IPの目的を誤解すると費用だけが増えやすいからです。
一般的なVPNは、共有IPを複数ユーザーで使うことで匿名性を高めやすくしています。専有固定IPは同じIPを使い続けるため、匿名性よりも安定した接続元を重視する仕組みです。
| 目的 | 固定IP付きVPN | 一般的なVPN |
|---|---|---|
| IP制限された管理画面へ接続 | 向いている | 向きにくい |
| 匿名性を高めたい | 向きにくい | 向いている |
| 海外サーバーを切り替えたい | 向きにくい | 向いている |
| 銀行やSaaSのログインを安定させたい | 向いている | サービスによる |
| 外注メンバーの許可IPを一本化 | 向いている | 向きにくい |
つまり、VPNの固定IPが必要かどうかは目的で決まります。IP制限や業務アクセスがないなら、固定IPなしのVPNで十分な場合があります。
主な固定IPサービスの料金比較
固定IPサービスは、VPN型とプロバイダ型で使い勝手が変わります。
VPN型は、回線を変えずに使いやすい点が魅力です。プロバイダ型は、回線契約との組み合わせが前提になるため、利用条件を確認する必要があります。
| サービス | 税込月額の目安 | 固定IPの種類 | 無料期間 | 向いている人 |
|---|---|---|---|---|
| ロリポップ!固定IPアクセス | 539円から | 専有固定IP | 最大2ヶ月 | 個人、個人事業主、小規模チーム |
| インターリンク マイIP | 1,100円 | 固定IP1個 | 最大2ヶ月 | 自分だけで固定IPを使いたい人 |
| Glocal VPN かんたん固定IP | 1,089円 | 共有固定IP | 要確認 | 小規模に試したい人 |
| Glocal VPN せんぞく固定IP | 6,600円から | 専有固定IP | 要確認 | 法人、複数アカウント運用 |
| So-net 固定IP割り当て | 個人は1,320円から | 回線型固定IP | 要確認 | So-netのフレッツ接続利用者 |
上記は2026年6月時点で確認した情報です。料金、キャンペーン、提供条件は変わる可能性があります。
国内固定IPサービスと海外VPN専用IPの比較
固定IPを使う方法には、国内の固定IPサービスを使う方法と、海外VPNの専用IPオプションを使う方法があります。
国内サービスは、日本国内の業務システムやサーバー管理に使いやすい点が強みです。海外VPNは、VPN本体の機能が多く、国や都市を選びたい人に向きます。
| 比較項目 | 国内固定IPサービス | 海外VPN専用IP |
|---|---|---|
| 主な目的 | 許可IP、業務アクセス、サーバー管理 | VPN利用、海外IP、専用IP追加 |
| 料金構造 | 固定IP料金だけで使えることが多い | VPN基本料金と専用IP料金が必要 |
| 日本語サポート | 受けやすい | サービスにより差がある |
| 海外ロケーション | 少ない | 選べる場合が多い |
| 個人のIP制限用途 | 使いやすい | 目的によっては過剰 |
ロリポップ!固定IPアクセスは、海外サーバーを切り替えるVPNではありません。日本国内で固定IPを低コストに使いたい人向けのサービスです。
ロリポップ!固定IPアクセスが向いている人
- 月額料金を抑えて固定IPを使いたい人
- 自宅回線やプロバイダを変更したくない人
- 外出先から同じIPアドレスで作業したい人
- サーバー管理やWeb制作で許可IPが必要な人
- アクセス解析から自分のアクセスを除外したいブログ運営者
- 個人事業や小規模チームで固定IPを共有したい人
ロリポップ!固定IPアクセスが向いていない人
- 海外のVPNサーバーを切り替えて使いたい人
- 固定IPアドレスの番号やIP帯を指定したい人
- 回線そのものに固定IPを割り当てたい人
- 動画視聴や地域制限回避を主目的にしている人
- VPN接続を許可しないサービスで使いたい人
申込みから利用開始までの流れ
ロリポップ!固定IPアクセスは、Webから申し込んで利用を開始できます。
- 公式サイトで料金と無料お試し条件を確認する
- 必要なライセンス数を決める
- 申込みフォームから契約する
- WireGuardの接続設定を行う
- 固定IPで接続できているか確認する
- 利用するサービス側に許可IPとして登録する
WireGuardで接続する設定イメージ
ロリポップ!固定IPアクセスでは、WireGuardアプリに設定ファイルを読み込んで接続します。
- 利用する端末にWireGuardアプリをインストールする
- ロリポップ!固定IPアクセスの管理画面にログインする
- 固定IPの接続設定ファイルをダウンロードする
- WireGuardで設定ファイルをインポートする
- トンネルを有効化してVPN接続する
- IP確認サイトや接続先サービスで固定IPを確認する
Windows、macOS、iPhone、Androidでも基本の流れは同じです。端末ごとの画面は異なるため、公式ヘルプを見ながら進めると安心です。
無料お試しがある場合は、通信速度、接続安定性、利用するサービスとの相性を確認してから継続判断できます。
まずは公式サイトで、現在の無料お試し条件を確認してみてください。
ロリポップ!固定IPアクセス
よくある質問
個人でもロリポップ!固定IPアクセスを使えますか
個人事業主でも利用できます。個人利用を検討する場合は、申込み条件と支払い方法を公式サイトで確認してください。
固定IPは他のユーザーと共有ですか
ロリポップ!固定IPアクセスでは、固定IPアドレスは契約者専有として提供されます。IP制限に使いやすい点が特徴です。
スマートフォンでも使えますか
iOS、iPadOS、Androidなどに対応しています。外出先からスマートフォンで固定IP接続したい場合にも使えます。
固定IPを使えば安全性は十分ですか
固定IPはアクセス制御に役立ちますが、それだけで安全性が十分になるわけではありません。
強いパスワード、多要素認証、管理画面の権限管理、端末のセキュリティ対策もあわせて行いましょう。
VPNの固定IPは自宅サーバー公開に使えますか
主な用途は、固定IPで外部サービスへ接続することです。自宅サーバーを外部公開したい場合は、ポート開放や回線型の固定IPサービスも検討しましょう。
VPNの固定IPアドレスは個人にも必要ですか
個人でも、サーバー管理、クラウド管理画面、取引先システムのIP制限を使うなら必要になる場合があります。
通常のWeb閲覧、動画視聴、海外VPN利用が目的なら、固定IPなしのVPNでも足りることが多いです。
固定IP付きVPNの料金はどれくらいですか
国内の個人向け固定IPサービスは、月額500円台から1,100円前後が目安です。専有環境や法人向けでは、数千円以上になる場合もあります。
ロリポップ!固定IPアクセスと海外VPNはどちらがおすすめですか
日本国内のIP制限やサーバー管理に使うなら、ロリポップ!固定IPアクセスのような国内サービスが選びやすいです。
海外サーバーの切り替え、動画配信、プライバシー保護を重視するなら、海外VPNも比較しましょう。
まとめ:固定IPが必要なら料金と用途で選ぶ
✔ この記事のまとめ
- VPNの固定IPは、毎回同じIPアドレスで接続できる仕組み
- IP制限、サーバー管理、Web制作、外出先作業と相性がよい
- Googleアナリティクスやサイト側のPV計測で、自分のアクセスを除外したい人にも役立つ
- サーバーログの確認でも、自分の固定IPを除外できるため、トラブル時の切り分けに役立つ
- 匿名性や海外VPN利用が目的なら、別のVPNサービスも検討する
- ロリポップ!固定IPアクセスは月額539円から始めやすい
- 海外VPN専用IPより、国内の許可IP用途に向いている
- フリーWi-Fi利用時は通信経路の保護にも役立つ
- 申込み前に料金、無料期間、ライセンス数、対応用途を確認する
固定IP付きVPNは、必要な人にはかなり便利なサービスです。一方で、目的が合わないと通常のVPNより使いにくく感じることもあります。
ロリポップ!固定IPアクセスは、低コストで専有固定IPを試したい個人ユーザーに向いた選択肢です。
まずは公式サイトで、最新の料金と無料お試しの条件を確認してみてください。
