
vi の “2つの時間” とは?
入力していい時間(インサートモード)
ミナちゃん先生、文字を打とうとしても、なぜか全然入力できないんです…! 画面を見つめても、どこにも反応がなくて少し不安になります。



それはね、今の vi が “コマンドモード” にいるからなんだよ。
文字を自由に打てるのは インサートモード。キーボードの i を押すと、vi は「うん、話していいよ」と言ってくれるんだ。



なるほど…!
“話してOK”の合図が i なんですね。
命令を聞く時間(コマンドモード)



反対に、文字入力ができないときは “コマンドモード” にいる証拠なんだ。 ここでは vi が、移動したり削除したりする “命令” を待っている状態なんだよ。



だからキーを押しても何も起きなかったんですね…。
黙って聞いてる時間だったとは。



うん。
この “2つのモード” を知るだけで、vi がぐっと分かりやすくなるよ。
Esc は “安心して戻れる場所”
Esc を押せばいつでもモードを立て直せる



もし、間違った操作をしてしまったらどうすれば…? 変なところを押しちゃいそうで怖いです。



そんなときこそ Esc の出番だよ。Esc は「どんな状況でもコマンドモードに戻れる、安心の場所」。迷ってしまったら、とりあえず Esc を押せば大丈夫。動きをリセットできるから、気持ちも自然と落ち着くんだ。



“帰る場所” があると思うと、ちょっと安心します。



vi はこの Esc があるから、実はとても親切なんだよ。
モード切り替えを体験してみよう
i → 入力する / Esc → 戻る



モードの切り替えはとてもシンプル。 “ i ” を押す → 入力モード ・ “Esc” → コマンドモードへ戻る これを繰り返すだけで、vi のリズムが自然に体で覚えられるよ。



ほんとに“話す時間”と“聞く時間”を切り替えている感じですね!
リズムが分かってきたら、少し楽しくなってきました。



vi はリズミカルに操作できるところが魅力なんだ。
慣れてくると、まるで踊るみたいに操作できるようになるよ。
まとめ



vi には “文字を入力する時間(インサート)” と
“命令を伝える時間(コマンド)” の、2つのモードがあるんだ。
この切り替えがわかると、ぐっと使いやすくなるよ。



“ i ” で話す “ Esc ” で落ち着く。この小さなリズムさえ知っていれば、
“あれ、入力できない…” という不安はすっと消えていくの。vi が思ったよりずっとやさしいツールに感じられるはずよ。



モードの仕組みが分かると、vi がちょっとかわいく見えてきました…!








