
やさしい UNIX & Linux | 第18回
はじめに|今日は、入ってみるだけ
前回は、SSHという仕組みについてお話ししました。
「なぜ安全なのか」「なぜSSHを使うのか」。
少しだけ、頭で理解する回でした。
今日は、考える回ではありません。
今日は 入ってみるだけ です。
うまく操作できなくても大丈夫。
何かを設定する必要もありません。
今日のゴールは、たったひとつ。
「サーバーにつながった」
それを、自分の目で確認すること。
それだけで、十分です。
SSHで「ログインする」とは、どういうこと?
SSHでログインする、というのは
操作する場所が切り替わる ということです。
これまで使っていたのは、
自分のパソコンの中の世界でした。
SSHでログインすると、
操作の相手が、遠くにあるサーバーに変わります。
ブラウザは「見る」ための道具ですが、
SSHは「中に入る」ための入口です。
今日は、
その入口を、そっとくぐってみます。
ログイン前の準備|確認するのは2つだけ
ログインする前に、
確認するものは多くありません。
必要なのは、次の2つだけです。
- ユーザー名
- サーバー名(または IP アドレス)
どちらも、すでに用意されているものです。
新しく覚える必要はありません。
「全部そろっている」
そう思って、先へ進んでください。
ターミナルを開く
SSHは、ターミナルという画面から使います。
黒い画面を見ると、
少し身構えてしまうかもしれません。
でも、ここは
文字を打って、返事をもらう場所 です。
難しいことをする場所ではありません。
今日は、短い一行を打つだけです。
はじめてのSSHコマンドを打つ
ターミナルに、次の形で入力します。
ssh ユーザー名@サーバー名これが、
今日使うコマンドのすべてです。
「なぜこう書くのか」は、
前回のお話を思い出せば十分です。
今は、そのまま打ってみる だけで大丈夫です。
画面が切り替わる|「あ、入れた」
Enterキーを押すと、
画面の表示が変わります。
文字の並びや、
行の終わりに出てくる記号が、
少し変わったかもしれません。
それが、合図です。
操作する場所が、サーバーに切り替わりました。
「何かが起きた」
それを、画面が教えてくれています。
この瞬間が、
はじめてサーバーの中に入った瞬間 です。
今、何が起きているのか
今あなたは、
- 自分のパソコンにいながら
- 遠くのサーバーとつながり
- 文字で会話できる状態になっています
まだ、何も操作していません。
ファイルも、設定も、触っていません。
ただ、
つながっただけ です。
それで、今日は十分です。
ログインできたら、今日はここまででOK
「もう少し何かしたほうがいいのでは?」
そう思うかもしれません。
でも、今日はここまでで大丈夫です。
ログインできた、ということは、
入口を見つけて、
ちゃんと通れた、ということです。
元の画面に戻るときは、
次のように入力します。
exitEnterキーを押すと、
いつもの自分のパソコンの画面に戻ります。
出入りできる。
それも、大切な安心です。
まとめ|入口をひとつ、くぐった
今日できたことは、ひとつだけです。
サーバーに、ログインできた。
それだけですが、
とても大きな一歩です。
もう、
「サーバーは遠い世界」ではありません。
入口は、
すでに見つかっています。
次回への小さな予告|サーバーの中を、そっと見回す
次回は、
サーバーの中で 「ここはどこ?」 を確かめます。
- 今いる場所を見る
- 何があるか、眺めてみる
急がず、
少しずつ進みましょう。
サーバーは、逃げません。
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