
UNIX Cafe | 第1回
「黒い画面、ちょっとこわい?」
でも大丈夫。ここではユニ先生とミナちゃんが、やさしくUNIXを教えてくれます。
登場キャラクター紹介

ユニ先生:青いスカーフと小さなメガネがトレードマークの、やさしいペンギンの先生です。
UNIX の知識がとても豊富で、むずかしい技術の話も、だれにでもわかりやすく説明してくれます。
カフェのカウンターでコーヒーを飲みながら、今日も生徒たちにそっと寄り添います。

ミナちゃん:ミントグリーンのパーカーがよく似合う、元気いっぱいの女の子です。
新しいことに挑戦するのが大好きで、ユニ先生に質問して学んでいきます。
ときどき失敗しちゃうけれど、それも楽しい経験のひとつ。
好奇心のアンテナを張りながら、毎日わくわくしながら学んでいます。

シェリ(Sherry):明るい笑顔とブロンドヘアがステキな、気さくなオペレーターです。
コマンド入力や設定の相談にやさしく応えてくれる、頼れる案内役。
ふだんは落ち着いていますが、表情がとても豊かで、会話がいつも楽しい存在です。
困ったときには、いつでもかけつけて助けてくれます。
コマンドの基本へようこそ!
ミナちゃん先生〜!黒い画面に文字を打つなんて、ちょっと緊張します!



大丈夫だよミナちゃん。ひとつずつコマンドを覚えれば、きっと好きになるよ。
よく使う基本コマンドの紹介
ls|中身を見てみよう



lsは“list”の略だよ。フォルダの中身を見られるコマンドなんだ。



あっ!ファイル名がいっぱい出てきた!
bash
$ ls
Documents Downloads Pictures Musicls -a 隠しファイルも表示(.で始まるファイル)
ls -l 詳細表示(ファイルサイズや日付も見える)
cd|場所を移動しよう



cdは“change directory”。お部屋を移動するコマンドだよ〜!



cdって、“シーディー(音楽CDのこと)”じゃなくて、“シーディー(change directoryのコマンド)”なんですね!
bash
$ cd Documentscd ../ 1つ上のフォルダへ戻る
cd ~ 自分のホームディレクトリに戻る
pwd|いまいる場所を確認しよう



pwdは“print working directory”。いま自分がどこにいるかを教えてくれるコマンドさ。



なるほど〜!自分の“現在地”がわかるんですね!
bash
$ pwd
/home/mina/DocumentsUNIXは階層構造 pwd はまるで“地図アプリの現在地”のようなコマンド。
mkdir|新しいフォルダを作ろう



mkdirは“make directory”。新しいフォルダをつくるときに使うよ〜」「フォルダを作成したら ls で確認しましょう!
bash
$ mkdir my_cafe


やった!“my_cafe”ってフォルダができました。
bash
$ ls
Documents Downloads Pictures Music my_cafemkdir -p path/to/folder:途中のフォルダもまとめて作れる。
rm|いらないファイルを消そう(慎重に!)



rmは“remove”。でも、消したら戻せないこともあるから、慎重にね〜



はいっ!ちゃんと確認してから使います!
bash
$ rm old_file.txtrm -i file:削除前に確認できて安心
rm -r folder:フォルダごと削除(要注意⚠️)
コーヒーブレイク:ユニ先生のひとこと


UNIXは“命令”というより、“会話”なんだ。コマンドを打つたびに、コンピュータがちゃんと応えてくれるよ。
まとめ



最初はドキドキしたけど、コマンドっておもしろいですね!



そうだね〜。少しずつ覚えて、どんどん仲良くなろう。
📚 今日の学びをちょっと深めてみたい人へ



先生、Linux の世界って奥が深いですね…。もっと“しくみ”の部分まで分かったら、コマンドもスッと覚えられそうです。



うん、大事なのは“考え方の地図”を持つことなんだ。
Linux がどんなしくみで動いているのか知っていると、
ターミナルの作業がぐっと楽になるよ。



なるほど…!なんだか、もっと知りたくなってきました。



そんなミナちゃんにぴったりの本があるよ。やさしい言葉で書かれているから、UNIX Cafe の雰囲気にも似ていて読みやすいんだ。
📗 おすすめの一冊


- Linuxのしくみがやさしく理解できる
- ターミナル操作の土台になる考え方が身につく
- システム全体の流れが“地図”のように分かる



これなら、私でも読めそう…!



うん、無理なく読めるから安心してね。
さらに学びたいあなたへ
📘 用途ごとに選ぶ Linux のおすすめ本











