
はじめてのPython | 第6回
はじめての人へ|この小さな魔法のはじまり
プログラミングは、特別な人だけの魔法ではありません。
コンピューターに、やさしい言葉でお願いをする方法です。
このシリーズでは、Pythonという言葉を使って、
小さな魔法を、ひとつずつ体験していきます。
むずかしいことは、あと回しで大丈夫。
まずは、画面の前で、そっと一歩踏み出してみましょう。
小さな魔法は、迷いの中から始まります
画面に出て消えるだけでは、少し物足りなくなってきました。
今度は、言葉を紙のように残してみましょう。
Pythonは、ファイルとも静かにおしゃべりできます。
消えてしまう言葉、残る言葉
これまで、
画面に言葉を表示してきました。
でも、表示された言葉は、
プログラムが終わると、消えてしまいます。
ミナちゃんは思いました。
「この言葉、
あとで、もう一度読めたらいいのに」
ファイルは「紙のノート」
Pythonには、
言葉や数字を残しておく場所があります。
それが、ファイル です。
ファイルは、
紙のノートのようなもの。
- 書くことができて
- あとで読むことができる
とても静かで、
とても大切な存在です。
ファイルに書いてみよう
Pythonでは、
ファイルに書くとき、
こんなお願いをします。
file = open("memo.txt", "w")
file.write("こんにちは")
file.close()これは、
- memo.txt というノートを開いて
- 「こんにちは」と書いて
- そっと閉じる
という流れです。
今は、
「こうやって頼むんだな」
と眺めるだけで大丈夫です。
書いた言葉を、読んでみる
一度書いた言葉は、
あとで読むことができます。
file = open("memo.txt", "r")
text = file.read()
print(text)
file.close()すると、
ノートに書いた言葉が、
もう一度、画面に現れます。
ミナちゃんは、少し驚きました。
「時間をこえて、話しかけてくれるみたい」
コンピューターとの、静かな約束
ファイルを使うときは、
ひとつだけ大切な約束があります。
- 開いたら
- ちゃんと閉じる
それだけです。
きちんとお願いすれば、
コンピューターは、
とても丁寧に応えてくれます。
世界が、少し広がった
ファイルを使えるようになると、
プログラムは、
その場かぎりではなくなります。
昨日の自分と、
今日の自分が、
同じノートを見ることができる。
それは、
小さいけれど、大きな変化です。
今日のまとめ
この回でできたことは、
- 言葉を残せると知った
- あとで読めると知った
それだけで、十分です。
次の回では、
これまでの魔法を集めて、
小さな世界を動かしてみます。
今日の小さな魔法
今日は、ここまでで大丈夫です。
「画面の外につながった気がした」なら、
それは、ちゃんと魔法が起きたしるしです。
また次の回で、
もうひとつ、小さな魔法を試してみましょう。
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