
はじめてのC言語 | 第4回
C言語という橋|機械と言葉のあいだで
前回は、変数と型という
「材料をそろえる準備」をしました。
材料がそろったら、
次に必要になるのは、
手順です。
料理も、思いついた順に作るわけではありません。
- 「もし、こうだったら」
- 「これを、何回くり返す」
今回は、そんな流れを決める話です。
プログラムは、上から順に読む
C言語のプログラムは、
基本的に、上から下へ読まれていきます。
書いた順番どおりに、一行ずつ、進みます。
でも、それだけだと、
できることは限られてしまいます。
そこで登場するのが、条件とくり返しです。
「もし〜だったら」という考え方
日常の中でも、
私たちはよく、こんな判断をしています。
- 「もし雨だったら、傘を持つ」
- 「もし火が強かったら、弱める」
プログラムも同じです。
C言語では、
条件によって、進む道を変えることができます。
「もし、この条件が正しければ、こちらへ」
「そうでなければ、別の道へ」
プログラムが、
少しだけ“考えている”ように見える瞬間です。
ほんの小さな例を、ひとつだけ
たとえば、
C言語では、こんなふうに書きます。
if (heat > 5) {
heat = 3;
}これは、
「もし、火力が強すぎたら、少し弱める」
という意味です。
heat という入れ物の中身を見て、
条件に合っていたら、中の値を変えています。
ここで大切なのは、
条件が合ったときだけ、動くという点です。
条件は、分かれ道
条件は、レシピの中の分かれ道です。
- 焼けていたら、ひっくり返す
- まだなら、もう少し待つ
こうした判断があるから、
料理は失敗しにくくなります。
プログラムも、
条件があることで、
状況に合わせて動けるようになります。
くり返しは、同じ作業を助けてくれる
次に登場するのが、くり返しです。
料理では、
- 10回まぜる
- 5分間、弱火で煮る
といった作業があります。
同じことを、何度も正確に行う。
これは、コンピューターが得意なことです。
くり返しがあると、楽になる
もし、
同じ作業を10回したいとき、
同じ命令を10行書くのは、
大変です。
くり返しを使えば、
「これを10回やってください」
と、一度伝えるだけで済みます。
プログラムが、すっきりするだけでなく、
間違いも減ります。
ミナちゃんの気づき
ミナちゃんは、
レシピノートを見ています。
そこには、
こんな流れが書いてありました。
- 「もし焦げそうだったら、火を弱める」
- 「そのあいだ、ゆっくり混ぜ続ける」
「プログラムも、レシピと似ているんだな」
そう思いました。
条件とくり返しは、流れを整えるための道具なのです。
この回で大切なこと
細かい書き方は、
まだ覚えなくて大丈夫です。
この回で大切なのは、
- プログラムは、流れを持てる
- 条件で、進む道を変えられる
- くり返しで、同じ作業をまとめられる
という感覚です。
まとめ|この回でわかったこと
条件は、
「もし〜だったら」という分かれ道です。
くり返しは、
同じ作業を何度も行うための仕組みです。
この2つがあることで、
プログラムは、ただの命令の列ではなく、
意味のある流れを持つようになります。
次回予告
次回は、
たくさんのデータを
ひとまとめに扱う話です。
配列という、「ならべる箱」を使って、
プログラムの景色を、
もう一段広げてみましょう。
