
はじめてのC言語 | 第3回
少しだけ、中を見てみよう
前回、C言語で書いた小さなプログラムが、
ちゃんと動くところまで見てきました。
「動いた」
それだけで、
少し安心できたのではないでしょうか。
今回は、そのプログラムの中身を、
ほんの少しだけ、のぞいてみます。
プログラムの中には「名前」がある
C言語のプログラムを見ていると、
いろいろな名前が出てきます。
数値や文字を、
そのまま書くこともできますが、
多くの場合、名前をつけて使います。
その名前が、変数です。
変数は、
「あとで使うために、しまっておく場所」
のようなものです。
変数は「入れ物」
変数をひとことで言うと、入れ物です。
数を入れたり、文字を入れたり。
いったん入れておけば、
あとで取り出して、
また使うことができます。
プログラムの中で、
何度も同じ値を使いたいとき、
変数があると、とても便利です。
C言語では「型」を決める
ここで、
C言語らしいポイントが出てきます。
C言語では、
変数を使う前に、
どんな種類の入れ物かを決めます。
これを、型と呼びます。
たとえば、
- 数を入れる入れ物
- 小数を入れる入れ物
- 文字を入れる入れ物
それぞれ、
きちんと分けて考えます。
型は「材料の種類」
型は、料理でいうと、
材料の種類に近い存在です。
野菜用の箱に、
スープを入れることはしません。
粉もの用の容器に、
水をなみなみ入れることもしません。
C言語も同じです。
- 「この箱には、これを入れます」
と、最初に決めてから使います。
たとえば、C言語では、こんなふうに書きます。
int cups = 2;これは、「cups という名前の入れ物を用意して、そこに 2 を入れます」
という意味です。
ここで大切なのは、int という言葉です。
これは、「この入れ物には、整数を入れます」
という約束をしています。
次に、別の入れ物を見てみましょう。
double sugar = 1.5;こちらは、「sugar という入れ物には、小数を入れます」
という意味になります。
入れ物の種類が違うと、扱い方も、少し変わります。
なぜ、そこまできっちり決めるの?
最初は、少し面倒に感じるかもしれません。
でも、これには理由があります。
C言語は、
機械に近い場所で使われる言葉でした。
機械は、あいまいなことが苦手です。
だから、
- これは数なのか
- どれくらいの大きさなのか
を、最初にはっきりさせておきます。
そのおかげで、動きが速く、
結果も予測しやすくなります。
ミナちゃんの気づき
ミナちゃんは、
キッチンの作業台を見ています。
そこには、
いろいろな容器が並んでいます。
「先に材料をそろえておくと、
あとが楽なんだな」
そう思いました。
変数と型は、そのための準備です。
この回で大切なこと
この回で覚えておいてほしいのは、
細かい書き方ではありません。
- 変数は、あとで使うための入れ物
- 型は、その入れ物の種類
- C言語では、最初に決めてから使う
それだけで十分です。
次回予告
次回は、
プログラムの流れを決める話です。
- 「もし〜だったら」
- 「何回くり返す」
レシピの手順を決めるような、
大切なルールを見ていきます。
少しずつ、
C言語のキッチンが、
見渡せるようになってきましたね。
さらに学びたいあなたへ
📘 用途ごとに選ぶ Linux のおすすめ本

