
はじめてのC言語 | 第2回
最初の一皿を、作ってみよう
前回、
C言語は「機械のキッチン」にある言葉だとお話ししました。
少し緊張する場所だけれど、
正しく頼めば、
きちんと応えてくれる場所です。
今回は、
そのキッチンに入って、
最初の一皿を作ってみましょう。
むずかしいことはしません。
まずは、
「動いた」という体験を大切にします。
はじめてのC言語プログラム
C言語で書いたプログラムは、
いきなり動くわけではありません。
少しだけ、準備があります。
でも、その流れは、
料理とよく似ています。
C言語は「書いてから、動かす」
C言語では、まず
プログラムを書くところから始まります。
たとえば、
こんな短いコードです。
#include <stdio.h>
int main(void) {
printf("Hello, UNIX Cafe!\n");
return 0;
}
まだ意味が分からなくても大丈夫です。
今日は、「何を書いているか」よりも、
「どうやって動かすか」を見ていきます。
すぐには動かない理由
このままでは、
コンピューターは、まだ動いてくれません。
C言語は、
人が読むための言葉だからです。
そこで一度、
機械が分かる形に
翻訳してあげる必要があります。
これを、
コンパイルと呼びます。
ターミナルで、そっとお願いする
UNIXの世界では、
キーボードから、
文字でお願いをします。
たとえば、こんな感じです。
gcc hello.c -o helloこの一行で、
- C言語で書かれたプログラムを
- 機械が動かせる形にして
helloという名前をつける
ということをしています。
そして、できあがったら。
./helloと、そっと呼び出します。
機械からの返事
画面に、
こんな文字が表示されたら、成功です。
Hello, UNIX Cafe!とても短い言葉ですが、これは、立派な返事です。
あなたの書いたC言語を、
UNIXが受け取り、機械が動いた証拠です。
ミナちゃんの安心
ミナちゃんは、
画面をじっと見ています。
さっきまで、
少しこわかった「機械のキッチン」。
でも今は、
ちゃんと返事が返ってきました。
「思っていたより、静かだな」
そう感じました。
C言語は、
- 怒鳴ったりしません
- 勝手にも動きません
正しく頼めば、
静かに、正しく動きます。
この回で大切なこと
この回でいちばん大切なのは、細かい文法ではありません。
- C言語は、すぐには動かない
- 一度、機械の言葉に翻訳する
- その流れを、落ち着いてたどる
それだけです。
「動いた」という体験があれば、それで十分です。
次回予告
次回は、
プログラムの中に
名前をつける話をします。
数字や文字に、
意味を持たせるということ。
材料をそろえるような気分で、
C言語の中を、もう少し見てみましょう。
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