第7回|Cのプログラムをターミナルから動かしてみよう

当サイトでは、コンテンツの一部に広告を掲載しています。
第7回|Cのプログラムをターミナルから動かしてみよう

はじめてのC言語 | 第7回

目次

道具をそろえて、動かしてみよう

ここまでで、
ミナちゃんは、いろいろな道具を知りました。

  • 変数があって
  • 条件があって
  • くり返しがあって
  • 配列があって
  • ポインタがありました

どれも、
C言語のキッチンの中で使う道具です。

今回は、
それらを使って書いたプログラムを、
ターミナルから動かしてみる回です。

ターミナルは「入口」

ターミナルは、
黒い画面に文字が並ぶ場所です。

はじめて見ると、
少し緊張するかもしれません。

でも、ターミナルは、
こわい場所ではありません。

UNIXの世界に入るための、
静かな入口です。

キーボードで文字を書いて、
コンピューターにお願いをします。

C言語は、そのままでは動かない

前回までに書いてきたC言語のコード。

実は、そのままでは動きません。

C言語は、人が読むための言葉だからです。

そこで必要になるのが、
コンパイルです。

コンパイルは「下ごしらえ」

コンパイルとは、
C言語で書いたプログラムを、
機械が動かせる形に変えることです。

料理で言うなら、
下ごしらえに近い作業です。

材料を切って、
火にかけられる状態にする。

それをしないと、料理は始まりません。

小さなキッチンタイマー

ここでは、少しだけ動きのあるコードを使ってみます。

名前は、キッチンタイマー

決まった回数だけ数を数えて、
最後に「できあがり」を知らせてくれます。

やっていることは、とてもシンプルです。

  • 数字をひとつ用意して
  • くり返しで数を減らしながら表示して
  • 終わったら、合図を出す

これまで見てきた
変数や、くり返しの考え方が、
そのまま使われています。

ターミナルから動かすと、
画面に文字が順番に表示されます。

「ちゃんと、今までの話がつながっている」

そんな安心感を、
この小さなプログラムで感じてみてください。

サンプルコード:kitchen_timer.c(キッチンタイマー)

C言語では、
次のように書きます。

#include <stdio.h>

int main(void)
{
    int i;

    printf("Kitchen timer starts!\n");

    for (i = 3; i >= 1; i--) {
        printf("%d...\n", i);
    }

    printf("Done! ✅\n");
    return 0;
}

やっていることは、とてもシンプルです。

  • i という変数をひとつ用意して
  • 数を減らしながら、くり返し表示して
  • 終わったら、合図を出す

レシピで言えば、
「3、2、1…」と数えて、
火を止めるだけ。

でも、この中には、
これまで学んできた
C言語の基本が、ちゃんと詰まっています。

ターミナルから動かしてみる

このファイルを
kitchen_timer.c という名前で保存したら、
ターミナルで、こう入力します。

gcc kitchen_timer.c -o kitchen_timer

これは、

  • C言語で書いたプログラムを
  • 機械が動かせる形にして
  • kitchen_timer という名前をつける

というお願いです。

うまくいくと、
何も表示されずに、
静かに処理が終わります。

実行してみる

次に、
できあがったプログラムを動かします。

./kitchen_timer

画面には、こんなふうに表示されます。

Kitchen timer starts!
3...
2...
1...
Done!

数字が順番に出て、
最後に合図が出る。

たったそれだけですが、
C言語のプログラムが、
UNIXの世界でちゃんと動いている

ということが、はっきり分かります。

ミナちゃんの実感

ミナちゃんの実感

ミナちゃんは、
画面に流れる数字を見ています。

少し前までは、
ただの文字の並びだったC言語。

でも今は、
自分の手で動かして、
結果を見ることができました。

「書いたコードが、ちゃんと動いてる」

それだけで、
キッチンの奥が、
少し身近に感じられました。

この回で大切なこと

この回で覚えておいてほしいのは、
細かいコマンドではありません。

大切なのは、

  • C言語は、そのままでは動かない
  • ターミナルから、コンパイルして実行する
  • その流れは、とても静かで、正直

ということです。

C言語とUNIXは、ここで、しっかりと手をつなぎます。

まとめ|この回でわかったこと

ここまでで、C言語のプログラムが、
どんな道筋を通って動いているのか、
少し実感できたかもしれません。

最後に、この回で大切だったポイントを、
静かに振り返ってみましょう。

  • ターミナルは、UNIXの入口
  • C言語は、コンパイルしてから動かす
  • コンパイルで、実行ファイルが作られる
  • ターミナルから実行すると、プログラムが動く
  • C言語とUNIXは、体験としてつながっている

ここまで読んでくれたあなたへ

これで、
C言語編「機械のキッチン」を、
ひととおり歩きました。

まだ、分からないところはあっても大丈夫です。

大切なのは、「どんな世界か」を知ったこと。

C言語は、こわい場所にある言葉ではありません。

静かに、正確に、
コンピューターと話すための言葉です。

さらに学びたいあなたへ

📘 用途ごとに選ぶ Linux のおすすめ本

あわせて読みたい
レベル・用途別おすすめ Linux 本リスト|UNIX Cafe UNIX Cafe | 第65回 Linux の世界には、「はじめて触る人」「コマンドを覚えはじめた人」「サーバーに挑戦したい人」と、さまざまな段階があります。そんなときに、自分...
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

のいのアバター のい UNIX Cafe 編集部

UNIX Cafe は、むずかしい言葉をできるだけ使わず、物語を読むような気持ちで気軽に学べる場所です。
プログラミングは、アイデアをコンピューターに伝えるための「ことば」。
簡単な単語と文法を覚えることで、誰でもターミナルから便利なコマンドを使えるようになります。
コーヒーを片手に立ち寄るような気持ちで、やさしいプログラミングの世界を、
そっとのぞいてみてください。

目次