vim入門|黒板に描いて覚えるviの図解レッスン|UNIX Cafe

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vim入門|黒板に描いて覚えるviの図解レッスン|UNIX Cafe

UNIX Cafe | 第62回

目次

黒板の前へようこそ|vi の世界を視覚で学ぶ

今日のレッスンは「図でわかる vi の基本」

ミナちゃん

先生、今日は黒板に何を描くんですか?

ユニ先生

今日はね、“vi の世界” を図で見える形にしてみようと思うんだ。
言葉だけだと難しく感じても、図にするとスッと入ってくるからね。

黒板で覚えると、仕組みがスッと入る理由

ミナちゃん

たしかに、絵で見えると理解が早い気がします!

ユニ先生

うん。vi は「モードの切り替え」と「基本コマンド」が柱だから、
流れを描けば自然と動きがつかめるんだよ。

モード切り替えを黒板で描いてみよう

“インサートモード”と“コマンドモード”の位置づけ

ユニ先生

vi には大きく分けて2つの世界があるんだ。
“文字を書く時間” と “命令する時間” だね。

ミナちゃん

なるほど…その切り替えが vi のキモなんですね!

i → 文字を書く時間

ユニ先生

そう。まずは i
これは「書きたいです!」の合図なんだ。

Esc → 命令の時間へ戻る

ミナちゃん

書き終わったら Esc で戻ってくるんですね。

ユニ先生

そう。Esc は “いったん手を止めて、命令を受け取れる状態にする” っていうサインなんだ。

黒板の図で見るモードの「行き来の流れ」

ミナちゃん

あっ、黒板に描くと一本道みたいで分かりやすい!

ユニ先生

そうそう。道が見えると、迷いにくくなるよ。

初心者がつまずくポイントとコツ

ミナちゃん

私、最初 Esc を押すのを忘れて文字化けみたいになりました…。

ユニ先生

誰でも通る道さ。
“今どっちのモードにいる?” を意識できるようになると、ぐっと楽になるよ。

黒板に書く基本コマンドリスト

移動の基本(h / j / k / l)

ユニ先生

まずは移動の4兄弟。左が h、下が j、上が k、右が l。

ミナちゃん

指を動かすだけで移動できるんですね。
ゲームみたいで楽しい!

行単位の操作(dd / yy / p)

ユニ先生

行を消すのが dd、コピーが yy、貼り付けが p

ミナちゃん

これだけ覚えておけば文章編集がグッと楽になりますね。

文字単位の操作(x / r)

ユニ先生

文字を1つ消すのが x、置き換えは r だよ。

保存と終了(:w / :q / :wq)

ミナちゃん

ここが一番大事…!
w が書き込み、q が終了…。

ユニ先生

そう、そして :wq で “保存して終わり” 。

検索(/文字列)

ミナちゃん

/で検索って覚えやすいですね!

置換(:%s/…/…/g)

ユニ先生

まとめて文字を変えたいときの “魔法の杖” さ。

「これだけ覚えれば今日から使える」黒板まとめ

ミナちゃん

先生、本当に最低限でいいんですね…!

ユニ先生

うん。まずは “これだけ” を黒板に書いて覚えれば十分だよ。

vi と vim の違いを図で整理

vi=軽くてシンプルな“基本セット”

ユニ先生

vi はどんな環境でも使える “小さな道具箱” だよ。

vim=機能が増えた“アップグレードセット”

ミナちゃん

色がついたり、アンドゥが何段階もできたり…便利ですよね!

黒板で比較する「できること・できないこと」

ユニ先生

黒板に並べると違いが一目瞭然だろう?

初心者はどちらから学べばいい?

ユニ先生

基本は vi。慣れたら vim の世界に進むと、自然に広がるよ。

現場での使い分けイメージ図

ミナちゃん

環境によって “使えるかどうか” ってとても大事なんですね。

黒板ミニ図解|知っておくと便利な vi の仕組み

バッファってなに?(コピーの仕組み)

ユニ先生

バッファは、コピーした行が入る “小さな箱” みたいなものだよ。

カレントラインの概念

ミナちゃん

“今いる行” だと思うと分かりやすいですね。

:(コロン)コマンドの役割

ユニ先生

裏口のように見えて、実はとても便利な命令窓口なんだ。

テキストエディタとしての“最低限の構造”

ユニ先生

「最低限でいいから確実に動く」ことが一番大切なんだ。
vi がどこでも使われている理由も、じつはここにあるんだよ。

ミナちゃん

なるほど…シンプルって、信頼できるってことなんですね!

図で見る「シンプルだから壊れにくい理由」

ミナちゃん

たしかに、必要最小限の仕組みって強いんですね。


黒板の最後に書きたかったメッセージ

“vi は少しずつ仲良くなればいい”

ユニ先生

最初はゆっくりでいい。
毎日ほんの少し触るだけで自然と手に馴染むよ。

一度に覚えなくても大丈夫

ミナちゃん

“全部覚えなきゃ” って思ってたけど、安心しました…。

作業の中で少しずつ身についていく

ユニ先生

実際の作業で触るのが、いちばんの近道さ。

ユニ先生からの励ましメッセージ

ユニ先生

vi は逃げないし、急がなくても手に馴染んでいく。
小さな一歩を積み重ねれば、気づいたときには “現場で頼れる力” になっているよ。

まとめ|今日の黒板レッスンのふりかえり

  • H3:vi の世界は図で覚えるとグッと入りやすい
  • H3:モードと基本コマンドが理解のカギ
  • H3:少しずつ覚えることで“現場で使える力”になる
ミナちゃん

今日の黒板、写真撮っておこうっと!

ユニ先生

その気持ちが大事だよ。
毎日の“ちいさな一歩” が、必ず力になるからね。

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