本記事の構成および論理分析にはAI(人工知能)を使用しています。情報の正確性は、システム管理者(UNIXユーザー)による手動検証済みです。
vim入門|黒板に描いて覚えるviの図解レッスン|UNIX Cafe

vi 入門 | 補助記事
黒板の前へようこそ。今日は「図でわかる vi」
vi は、文章で説明されると難しく感じやすいエディタです。ですが実際には、仕組みはとてもシンプルで、図にすると一気に分かりやすくなります。
このページでは、黒板に図を描くような感覚で、vi の基本構造と操作の流れを整理していきます。今日のゴールは、i と Esc の行き来が、頭の中で一本の道として見えるようになることです。
ユニ先生言葉で分からなくても大丈夫。今日は”見る回”だからね。
黒板1枚目|vi の世界は「2つのモード」でできている
vi の中心にあるのは、モードの切り替えです。まずはこの2つを見分けられるようになることが土台になります。
- コマンドモード:移動・削除・保存・終了を行う。
viを開いた直後はここにいる - 挿入モード:文字を書く。
iなどを押すと入れる。Escで戻る
コマンドモード → i / a / o → 挿入モード → Esc → コマンドモードこの一本道が見えるようになると、vi のこわさは自然と消えていきます。「文字が打てない」のは、まだコマンドモードにいるからです。壊れているのではありません。
💡 入力できないのは、間違いではありません
いまは「命令を聞く時間」にいるだけです。i を押すだけで、文字を書ける状態に切り替わります。
黒板2枚目|入力のキー
挿入モードへ入るキーは3種類あります。「どこから書き始めるか」で使い分けます。
i a o Esci: カーソルの直前から入力するa: カーソルの直後に続けて入力するo: カーソル行の下に新しい行を作って入力するEsc: 挿入モードを終了してコマンドモードへ戻る
最初は i だけ覚えれば十分です。a と o は慣れてきたら少しずつ使ってみましょう。
黒板3枚目|移動のキー
コマンドモードでカーソルを動かすためのキーです。3つのグループに分けると覚えやすくなります。
h j k l # 左・下・上・右に1文字・1行ずつ移動
w b # 次の単語へ・前の単語へ移動
0 $ # 行の先頭へ・行の末尾へ移動hjkl: 左・下・上・右に1文字ずつ移動するw: 次の単語の先頭へ進むb: 前の単語の先頭へ戻る0: 行の先頭へ一発でジャンプする$: 行の末尾へ一発でジャンプする
移動ができるようになると、その先の削除・検索・コピーもかなり自然に使えるようになります。移動は vi 編集の土台です。
黒板4枚目|修正のキー
削除・取り消し・置換のキーをまとめると次のとおりです。「消したい範囲」で選ぶと整理しやすくなります。
x # 1文字削除
dw # 単語を削除
dd # 1行まるごと削除
u # 直前の操作を取り消す(undo)
Ctrl + r # 取り消しをやり直す(redo)
r # カーソル位置の1文字を置き換えるx: カーソル位置の1文字を削除するdw: カーソル位置から単語の末尾までを削除するdd: カーソル行を1行まるごと削除するu: 直前の操作を取り消す(何度でも押せる)Ctrl + r: 取り消した操作をやり直すr: カーソル位置の1文字を別の文字に置き換える
間違えても u で戻れます。「戻せる」と知っているだけで、削除コマンドも気軽に試せるようになります。
黒板5枚目|検索と置換のキー
長いファイルで目的の場所へ素早くたどり着くための操作です。
/word # 「word」を前方向へ検索する
n # 次の一致箇所へ進む
N # 前の一致箇所へ戻る
:s/old/new/ # カーソル行の「old」を「new」に置き換える/word: 「word」をファイルの前方向へ検索し、最初の一致箇所へジャンプするn: 次の候補へ進むN: 前の候補へ戻る:s/old/new/: カーソル行の中の文字列を置き換える
検索ができると、100行を超えるようなファイルでも目的の場所へ迷わず届けられます。まずは /word と n だけ覚えれば十分です。
黒板6枚目|コピーと範囲操作のキー
行のコピーとビジュアルモードでの範囲選択をまとめます。「行単位か、文字単位か」で使うキーが変わります。
yy # カーソル行を1行コピーする
p # コピーまたは削除した内容をカーソル行の下に貼り付ける
v # 文字単位のビジュアルモードに入る
V # 行単位のビジュアルモードに入る
Ctrl + v # 矩形(くけい)選択モードに入る
y # ビジュアルモードで選択した範囲をコピーする
d # ビジュアルモードで選択した範囲を削除するyy: カーソル行をまるごとコピーするp: バッファの内容をカーソル行の下に貼り付けるv: 文字単位で範囲を選択するV: 行単位で範囲を選択するCtrl + v: 矩形(くけい)選択モードに入る(複数行の特定の列を操作できる)y: 選択した範囲をコピーするd: 選択した範囲を削除する
yy と p はセットで覚えましょう。「行をコピーして似た行を増やす」という使い方がいちばんよく登場します。
黒板7枚目|保存と終了のキー
保存と終了はすべてコマンドモードで :(コロン)から始まります。「残したいか、捨てたいか」で選ぶと整理しやすくなります。
:w # 保存する(終了しない)
:q # 終了する(変更がない場合のみ)
:wq # 保存して終了する
:q! # 変更を破棄して強制終了する:w: 編集内容をファイルに書き込む。編集は続けられる:q:viを終了する。未保存の変更があると終了できない:wq: 保存して終了する。編集が終わったら基本これ:q!: 変更を捨てて強制終了する。緊急の出口として覚えておく
迷ったときは「残したいなら :wq、捨てていいなら :q!」と考えると決めやすくなります。
迷ったときの黒板メモ
困ったときに見返せるように、よくあるつまずきと対処をまとめます。
文字が打てない
→ コマンドモードにいる可能性が高い
→ i / a / o のどれかを押す
終了できない
→ まず Esc でコマンドモードへ戻る
→ 保存するなら :wq
→ 保存しないなら :q!
操作を間違えた・消しすぎた
→ u で直前の操作を取り消す
→ 取り消しすぎたら Ctrl + r でやり直す困ったときの戻り先が見えているだけで、安心感はかなり違います。まずは「Esc を押す」「u で戻す」この2つを覚えておくだけで、たいていの場面を乗り越えられます。
黒板の最後に残したいこと
vi は、一度に全部覚える道具ではありません。ですが、入力・移動・修正・検索・コピー・保存という地図が頭の中にできると、少しずつ操作が落ち着いて見えてきます。
最初は全部を使いこなす必要はありません。その日の作業で必要なものを一つずつ増やしていくだけで、十分に前へ進めます。
まとめ|この黒板が戻ってこられる地図になる
✔ この黒板で整理したこと
- モード:コマンドモードと挿入モードの2つがある。
iで入り、Escで戻る - 入力:
i(直前)・a(直後)・o(新しい行)で書き始める位置が変わる - 移動:
h j k lで1文字、w bで単語、0 $で行の端へ移動できる - 修正:
x・dw・ddで削除。uで取り消し、Ctrl + rでやり直せる - 検索:
/wordで検索し、nとNで候補を移動できる - コピー:
yyでコピー、pで貼り付け。v・Vで範囲選択できる - 保存:残すなら
:wq、捨てるなら:q!で整理できる
一つひとつを単独で暗記するより、「どの場面で使うか」をつないで覚えるほうが自然です。この黒板が、迷ったときに戻ってこられる地図になれば十分です。
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vi の基礎が見えてきたら、まとめページで全体の流れも確認してみてください。vim との違いも、順番に整理できます。












