vim入門|現場で役立つ4つの理由:viが使えると世界が広がる|UNIX Cafe

当サイトでは、コンテンツの一部に広告を掲載しています。
vim入門|現場で役立つ4つの理由:viが使えると世界が広がる|UNIX Cafe

UNIX Cafe | 第61回

目次

vi / vim が今も現場で使われ続ける4つの理由

vi / vim という名前はよく聞くけれど、
**「なぜ今でも使われているのか」**は、意外と知られていません。

見た目は古く、操作も少し独特。
それでも、現場では今も変わらず選ばれ続けています。

流行のエディタが次々に登場する中で、
vi / vim が生き残ってきたのには、きちんとした理由があります。

このページでは、
vi / vim が現場で重宝される4つの理由を、
初心者にも分かるように、やさしく整理していきます。

ユニ先生

古いから使われている、わけじゃないんだよ。

vi / vim が愛され続ける理由とは?

流行ではなく「道具」として生き残ってきたエディタ

vi は、1970年代から使われ続けてきたエディタです。
vim も、その流れを受け継いで発展してきました。

何十年も使われている理由は、
「古いから」ではありません。

  • すぐ起動する
  • 確実に動く
  • 必要な作業をきちんとこなせる

こうした実用性が、
開発者や運用者に共通して評価されてきました。

vi / vim は、
流行に合わせて変わる道具ではなく、
長く使える作業道具として選ばれてきたエディタです。

ターミナルと相性がよい、実用一点の設計

vi / vim は、
最初からターミナルで使うことを前提に設計されています。

GUI に依存せず、
キーボードだけで操作できる。

それは、「不便だから」ではなく、
作業を止めないための設計です。

  • 画面が乱れていても使える
  • ネットワーク越しでも軽い
  • 最低限の表示があれば編集できる

こうした特徴は、
実際の現場でこそ力を発揮します。

Reason 01|どのサーバーでも使える安心感

ほとんどの Linux サーバーに最初から入っている

多くの Linux サーバーには、最初から vi が入っています。

SSH でサーバーに接続した直後、
「エディタがあるかどうか」を心配する必要がありません。

これは、現場ではとても大きな強みです。

新しい環境でもすぐ編集できる「初期装備」

VPS、クラウド、検証環境など、どんな環境でも状況は似ています。

  • まず接続する
  • すぐ設定を確認・修正したい

そんなとき、追加のインストールなしで使える vi は、
安心の初期装備と言えます。

SSH 接続先が変わっても操作が共通

サーバーが変わっても、
vi の操作は基本的に同じです。

環境ごとの差に戸惑うことが少なく、
判断や作業のスピードが落ちません。

「どこでも同じように使える」
この一貫性は、現場では大きな価値になります。

ミナちゃん

あるかどうかを心配しなくていいのが、一番助かりますね。

Reason 02|とにかく軽くて高速

起動が速く、古い環境でも問題なく動く

vi / vim は、起動が非常に速いエディタです。

  • 起動待ちがほぼない
  • 古いサーバーでも安定して動く

急いでいる場面ほど、この軽さが効いてきます。

ネットワーク越しの SSH 作業でも快適

SSH 越しの作業では、
通信量や遅延が問題になることがあります。

vi / vim は通信量が少なく、
多少の遅延があっても操作が破綻しにくいのが特徴です。

GUI エディタにはない「軽さ」という価値

GUI エディタは多機能で便利です。
しかし、その分重くなることもあります。

vi / vim は、
確実に動くことを最優先にしたエディタです。

トラブル時ほど、この軽さの価値がはっきりします。

Reason 03|マウスなしで作業できる強み

キーボードだけで操作できる=非常時に強い

サーバーのトラブル時には、

  • GUI が使えない
  • 画面表示が不安定

といった状況も起こります。

vi / vim は、
キーボード操作だけで完結するため、
こうした状況でも作業を続けられます。

画面が乱れていても最低限の編集ができる

vi / vim は、テキストが表示されれば十分です。

「とにかく設定ファイルを直したい」
そんな場面で、確実に使える道具です。

操作が省エネで、作業の流れが止まらない

慣れてくると、
マウスを使わない操作はとても速くなります。

手の移動が少なく、
作業の流れが止まりにくい。

この省エネな操作感が、
長時間作業でも効いてきます。

Reason 04|シンプルだからミスが少ない

使うコマンドが限られていて覚えやすい

vi / vim で最初に覚える操作は、ほんの数個です。

  • 入力する
  • 移動する
  • 保存して終わる

機能に振り回されず、必要な操作だけに集中できます。

最低限の操作だけで編集が完結する

設定ファイル編集では、
派手な機能は必要ありません。

vi / vim は、
最低限の操作だけで作業が完了します。

余計な操作が入りにくい分、
ミスも起こりにくくなります。

「余計な機能がない」ことが安全につながる

機能が多いほど、
誤操作の可能性も増えます。

vi / vim の潔さは、
安全に作業するための強みでもあります。

vi / vim が特に役立つシーン

サーバーの緊急対応・復旧作業

  • 設定変更
  • ログ確認
  • 即時対応が必要な場面

時間との勝負になる場面で、vi / vim は力を発揮します。

SSH 越しの軽量編集

VPS やクラウド環境では、軽さと安定性が重要です。

SSH 作業では、vi / vim は非常に相性のよい選択です。

Docker・WSL など仮想環境

最小構成の環境でも、同じ操作感で使えます。

一度覚えた操作を、そのまま別の環境でも活かせます。

ログや設定ファイルをサッと確認したいとき

less で確認し、そのまま vi で修正する。

「見る → 直す」が一気にできる点も、現場では重宝されます。

初心者がまず覚えるべき基本操作

i と Esc ― 2つのモードを理解する

  • i:入力する時間
  • Esc:操作する時間

この切り替えが分かれば、
vi / vim の怖さはほとんど消えます。

最低限覚えておきたい基本操作

  • 保存と終了(:w / :q / :wq
  • コピー&貼り付け(yy / p
  • 削除(x / dd
  • 検索(/文字列

この程度でも、実用的な編集は十分に可能です。

vi と vim の違いをシンプルに理解する

  • vi:最小構成の基本ツール
  • vim:便利機能が追加された進化版

どちらから始めても問題ありません。

まとめ|「どこでも使える」は最大の強み

vi / vim は、

  • 軽い
  • 速い
  • 確実
  • どこでも同じ

という特徴を持つエディタです。

最初のエディタとしても、
現場用の保険としても優秀です。

vi が使えるようになると、
ターミナル作業の自由度は一気に広がります。

ユニ先生

派手じゃないけど、いないと困る道具だね。

さらに学びたいあなたへ

📘 用途ごとに選ぶ Linux のおすすめ本

あわせて読みたい
レベル・用途別おすすめ Linux 本リスト|UNIX Cafe UNIX Cafe | 第65回 Linux の世界には、「はじめて触る人」「コマンドを覚えはじめた人」「サーバーに挑戦したい人」と、さまざまな段階があります。そんなときに、自分...
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

のいのアバター のい UNIX Cafe 編集部

UNIX Cafe は、むずかしい言葉をできるだけ使わず、物語を読むような気持ちで気軽に学べる場所です。
プログラミングは、アイデアをコンピューターに伝えるための「ことば」。
簡単な単語と文法を覚えることで、誰でもターミナルから便利なコマンドを使えるようになります。
コーヒーを片手に立ち寄るような気持ちで、やさしいプログラミングの世界を、
そっとのぞいてみてください。

目次