第9回|クラウド時代の幕開け:サーバーが空にのぼった日(カフェの奥にある“秘密の部屋”シリーズ)

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第9回|クラウド時代の幕開け:サーバーが空にのぼった日(カフェの奥にある“秘密の部屋”シリーズ)

カフェの秘密の部屋 | 第9回

目次

静かな部屋に浮かぶ“空の棚”

ミナちゃん

先生、この部屋……なんだか変わっていますね。
棚があるのに、機械がひとつも置かれていません。

ユニ先生

ふふ、よく気づいたね。ここは“クラウドの誕生”を映した部屋なんだ。
サーバーが物理的な箱から離れて、“空へ”と上っていった瞬間を表しているんだよ。

サーバーが“部屋の外”へ出た日

箱はこの場所に無くても動く:そんな発想

ミナちゃん

えっ……サーバーって、この部屋のどこかに置いてあるわけじゃないんですか?

ユニ先生

そうなんだ。クラウドが生まれたことで、サーバーは“ここ”じゃなくても動くようになった。遠くのデータセンターにあっても、まるで目の前にあるみたいに使えるんだ。

ミナちゃん

えぇ……そんなことができるなんて、魔法みたいです!

インターネットが“電源コード”になった

必要なときだけ、必要な分だけ

ユニ先生

クラウドがすごいのはね、“必要なときに、必要なだけ”サーバーを借りられることなんだ。

ミナちゃん

たしかに、家に大きなコンピューターを置いておかなくても良くなりますね。

ユニ先生

そう。インターネットそのものが“電源コード”みたいな役割になって、
どこからでもサーバーにつながるようになったんだよ。

シェリ

インターネットという“見えないコード”が、そっと遠くのサーバーと私たちをつないでくれるのよ。

ソフトウェアが“空から降ってくる”時代

インストールしなくても使える世界へ

ミナちゃん

そういえば最近、アプリをインストールしなくても
ブラウザだけでいろんなことができますよね。

ユニ先生

その通り。クラウドの仕組みが整ったことで、ソフトウェアは“空の向こう”で動くようになった。私たちはその結果だけを受け取ればいい…まるで空からそっと降りてくるみたいにね。

世界中で同じ部屋を共有する時代へ

距離が“意味を持たなくなった”瞬間

ミナちゃん

クラウドって、世界のどこからでも使えるんですよね?

ユニ先生

うん。だから、離れた場所の人と同じファイルを同時に編集できたり、
遠くのサーバーを簡単に管理できたりする。まるでみんなが“ひとつの大きな部屋”を共有しているみたいだろう?

ミナちゃん

うわぁ…本当に、距離って関係なくなっちゃうんですね。

おわりに:サーバーが空へ旅立ったその先で

ミナちゃん

サーバーって、大きくて重い機械だと思っていましたけど……
まさか空にのぼってしまうなんて!

ユニ先生

ふふ。でもね、姿が見えなくなったぶん、わたしたちの暮らしの中で
もっと身近な存在になったんだよ。

ミナちゃん

なるほど……ほんとに、空の上から見守ってくれてるみたいですね!

ユニ先生

そうだね。クラウドが生まれたことで、コンピューターの世界はまたひとつ大きく開けたんだ。

次回予告

ユニ先生

次は「AIのはじまり:機械が言葉を理解し始めた日」を覗いてみよう。機械と人の関係が、また新しい姿を見せる瞬間だよ。

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