
UNIX Cafe | 第91回
ラッコキーワードで描く「読まれる記事」の設計図
📌 この記事のポイント
- ニーズの可視化:サジェスト機能で「読者が本当に知りたいこと」を特定
- 検索意図の深掘り:Q&Aや競合調査から、心に刺さるコンテンツのヒントを抽出
- 執筆の効率化:データに基づいた「設計図」を作ることで、迷いなく最短で書ける
「せっかく記事を書いたのに、誰にも読まれない……」
ブログ運営をしていると、一度はぶつかる壁ですよね。
UNIXの世界で「適切なコマンド」を知ることが作業効率を劇的に変えるように、
ブログ運営では「適切なキーワード」を知ることが成功への近道です。
今回は、記事設計に欠かせない最強のキーワードリサーチツール「ラッコキーワード」の使い方を、
ミナちゃんとユニ先生と一緒に学んでいきましょう!
そもそも「ラッコキーワード」って何?
ミナちゃんユニ先生!新しい記事を書きたいんだけど、何について書けばいいか迷っちゃって……。



ふむ。闇雲に書き始めるのは、地図を持たずに海へ出るようなものだね。まずは『ラッコキーワード』というコンパスを使ってみよう。
ラッコキーワードは、日本最大級のキーワードリサーチツールです。Googleなどで検索されている「サジェスト(検索候補)」を一瞬で収集し、読者が何を知りたいのかを可視化してくれます。
UNIXの哲学に「一つのことを、うまくやれ」という言葉がありますが、ラッコキーワードはまさに「キーワードリサーチ」という一点において、圧倒的に使いやすいツールです。
これだけは外せない!4つの神機能
ラッコキーワードには多くの機能がありますが、初心者がまずマスターすべきは以下の4つです。
① サジェストキーワード一括取得
検索窓に単語を入れるだけで、GoogleやYouTubeなどで一緒に検索されている単語をリストアップします。
- 例: 「Linux」と入力 → 「Linux 勉強法」「Linux コマンド一覧」など。
② 周辺語・連想語の調査
メインのキーワードだけでなく、それに関連する概念や言葉を表示します。
- 活用法: 記事の網羅性を高めるためのヒントが得られます。
③ Q&Aサイトの同時検索
Yahoo!知恵袋や教えて!gooから、関連する悩みを取得します。
- データだけではなく、読者の『生の声』を知ることが、質の高いコンテンツ作りには不可欠です。
④ 見出し抽出(競合調査)
検索上位のサイトが、どんな目次(H1〜H3)で記事を書いているかを一覧表示します。
- ライバルが何を書いてるか、わざわざ1サイトずつ開かなくていいのは楽ですね。
【一歩先へ】ユニ先生直伝!効果的な活用のコツ
機能を覚えたら、次は「どう使いこなすか」という戦略が重要です。UNIXのパイプライン処理のように、個々のデータを繋ぎ合わせて価値を生み出すための、4つの高度な活用テクニックを紹介します。
1. 3語以上の「ロングテール」を狙い撃つ
サジェスト一覧から、単語が3つ以上重なっているもの(例:「Linux 勉強 初心者 サイト」)に注目してください。言葉の組み合わせが多いほど、読者の「悩み」は具体的になります。こうした具体的なキーワードを記事のメインテーマに据えることで、読者のニーズに正確に応える、質の高い回答を届けることができます。
2. 周辺語で見出しの網羅性を高める
「周辺語・連想語」タブで抽出された言葉は、そのトピックに関連が深い重要なキーワードです。これらを見出し(H3)や本文の中に自然な形で散りばめることで、検索エンジンから「この記事はこのトピックを深く網羅している」と評価されやすくなり、SEO効果の向上が期待できます。
3. Q&Aサイトで「読者の痛み」を言語化する
Q&Aサイトの検索結果には、ユーザーが実際に直面している「痛み」や「疑問」が具体的な言葉で記録されています。これらを記事の導入文(リード文)に取り入れることで、読者が「自分のための記事だ」と共感し、最後まで読み進めてもらうための強力なフックになります。
4. 見出し抽出で「ライバルの穴」を見つける
上位サイトの見出し構成を比較し、「どのサイトも書いていないこと」を特定します。既存のサイトが解決できていない小さな疑問や、自分自身の体験に基づいた独自の解決策を提示できれば、それが他のサイトには真似できない強力な差別化ポイント(勝機)となります。
【実践】UNIX Cafe流・記事設計ワークフロー
実際にラッコキーワードを使い、「Cron設定」をテーマに一本の記事を設計する流れをシミュレーションしてみましょう。
1. 種(Seed)となる単語を決定し、入力を開始する
まずは執筆したいトピックの核となる単語を入力します。ここで「Cron入門」と検索して結果が少ない場合は、より具体的な動作を表す「Cron設定」へとワードを広げて(あるいはずらして)再検索します。 UNIXで「適切なオプション」を渡すことで目的の出力を得るように、ツールに与える入力(キーワード)を調整することが、質の高いデータを得るための第一歩です。
2. サジェスト機能で市場の需要を俯瞰し、ターゲットを絞り込む
「Cron設定」での検索結果を見ると、膨大なサジェストが表示されます。
- 特定ツール別: Laravel, Docker, Nextcloud
- プラットフォーム別: Linux, Ubuntu, CentOS, EC2, エックスサーバー, ラズパイ
- 目的・動作別: 書き方, 確認, 毎分, 反映, 削除, 再起動
これらを眺めることで、「汎用的な設定方法だけでなく、Ubuntuやエックスサーバーといった特定の環境で悩んでいる人が多い」という市場の傾向(需要)を瞬時に把握できます。今回は「Linux全般の設定方法を軸にしつつ、環境ごとの差異にも触れる」といったターゲット設定が可能になります。
3. Q&Aサイトの「生の声」から読者の悩みを深掘りする
ターゲットを絞ったら、サジェストにある「反映」「再起動」「反映されない」といったワードに注目し、Q&Aサイト連携機能で具体的な困りごとを調査します。 「設定を書き換えたのに実行されない」「編集後の保存方法がわからない(viの操作ミスなど)」といった、コマンドの構文だけでは見えてこない「初心者が実際に詰まっているポイント」が浮き彫りになります。これが記事で解決すべき「読者の課題」となります。
4. 競合サイトの構成を分析し、自分だけの「プラスアルファ」を設計する
「見出し抽出」機能で、上位サイトがどこまでカバーしているかを確認します。 多くのサイトが「crontab -e」の書き方を解説しているなら、自分は「間違いやすい曜日指定のルール」や「実行ログの確認方法(/var/log/cronなど)」、さらには「サジェストにもあったUbuntuやCentOSでの微妙な作法の違い」まで踏み込むことで、競合よりも利便性の高い、独自の価値を持った記事を設計できます。
有料プランでさらにスピードアップ!
無料版でも十分強力ですが、本格的に運営するなら有料プラン(エントリープラン〜)も検討の価値ありです。
- 検索ボリュームの取得: 月間に何回検索されているか、正確な数字がわかります。
- キーワード重複除去: 効率よくキーワード整理ができます。
まずは無料版で使ってみて、物足りなくなったらアップグレードも検討してみましょう。
まとめ:ラッコを味方につけて「迷わない」執筆を
ブログ記事作成は、正しいデータに基づいた「設計図」があれば、グッと楽になります。
ラッコキーワードは、あなたのブログというシステムを最適化するための、最高のシェルスクリプトのような存在です。まずは無料登録をして、気になるキーワードを入力することから始めてみましょう!
まずは一杯のコーヒーを淹れるように、
一つのキーワードから、静かに記事づくりを始めてみてください。
さらに学びたいあなたへ
📘 用途ごとに選ぶ Linux のおすすめ本













