
UNIX Cafe | 第82回
4コマ漫画で読む UNIX コマンド
cat と less の違いを、感覚でつかむお話です。
ターミナルで、
「ファイルの中身を見てみたい」と思ったとき、
多くの人が最初に使うのが cat というコマンドです。
でも、少し長いファイルを開いた瞬間、
「えっ、もう終わり?」
と戸惑った経験はありませんか。
今回は、
cat と less の違いを、
ミナちゃんの4コマ漫画と一緒に見ていきます。
一気に見る cat、ゆっくり読む less

ミナちゃん
「えっ……!?
文字が一気に流れちゃった……」

ミナちゃん
「どこを読んでたか、
わからなくなりました……」
ユニ先生
「cat はね、
中身をぜんぶ一気に出す道具なんだよ」

ユニ先生
「長い文章なら、
ゆっくり見られる方法にしよう」
ミナちゃん
「……画面が止まりました!」

ミナちゃん
「下に進めるし、戻れます。
これならちゃんと読めます!」
ユニ先生
「うん。
less は“読むため”の道具なんだ」
1コマ目|cat で中身を見てみる
ミナちゃんは、
ファイルの中身を確認しようとして、
こう打ちました。
cat diary.txtすると、
ターミナルの画面に文字が一気に表示されます。
cat は、
ファイルの中身を そのまま全部表示する コマンドです。
短いファイルなら、
とても手軽で便利な道具です。
2コマ目|早すぎて読めない
ところが、
ファイルが少し長かったため、
文字はあっという間に流れてしまいました。
「どこを読んでいたかわからない……」
ミナちゃんは、
少し困ってしまいます。
cat は、
読む速さを調整することができません。
だから、長いファイルを見るときは、少し不向きなのです。
表示が終わると、
もう画面には残らないのです。
3コマ目|less を使ってみよう
そんな様子を見て、
ユニ先生が声をかけます。
「長い文章なら、
こっちを使ってみよう」
less diary.txt今度は、
画面が止まり、
落ち着いた表示になりました。
less は、
ファイルを 少しずつ表示する コマンドです。
4コマ目|ゆっくり読める安心感
ミナちゃんは、
下に進んだり、
少し戻ったりしながら、
自分のペースで読めることに気づきます。
「これなら、ちゃんと読めます」
less は、
読むための道具です。
長い文章や設定ファイルを見るときは、
こちらの方が安心して使えます。
まとめ|cat と less の使い分け
「読む」つもりなら less、「さっと確認」なら cat。
最後に、
今日のポイントをまとめます。
- cat
- 短いファイルを一気に見る
- さっと中身を確認したいときに便利
- less
- 長いファイルをゆっくり読む
- 自分のペースで確認できる
ターミナルは、
急いで操作する場所ではありません。
道具を選べば、
黒い画面でも、
ちゃんと落ち着いて作業ができます ☕
次は、less の中で使える
「q」や「/」といった小さな操作を見ていきましょう。
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