
UNIX Cafe | 第54回
サーバーの“負荷”とは?初心者にもわかる基本の考え方
はじめに|サーバーが「重い」と感じる正体
Webサイトが遅い、管理画面が重い、
そんなときによく聞く言葉が 「サーバーの負荷が高い」 です。
負荷とは、サーバーが どれだけ忙しい状態か を表す言葉。
アクセスや処理が集中すると、サーバーは一時的に余裕を失います。
ミナちゃん「サーバーの負荷が高い」って、どういう状態なんだろう?
サーバーの負荷=処理が集中している状態
カフェの混雑にたとえて考える
サーバーの負荷は、混雑しているカフェに例えると理解しやすくなります。
- お客さんが増える → 注文が集中する
- 注文が集中する → 提供が遅くなる
サーバーも同じで、
- アクセスが増える
- 同時処理が増える
- 応答が遅くなる
この状態を 「負荷が高い」 と呼びます。
パフォーマンスとは?|スムーズに動く力
パフォーマンスとは、サーバーがどれだけ 素早く・安定して処理できるか という指標です。
負荷が多少あっても、
- 処理が速い
- 余裕がある
サーバーであれば、利用者は快適に使えます。
サーバーの中で働く3つの重要な要素
CPU|計算を担当する「調理担当」
CPUは、サーバーの中で 計算処理を行う中心的な部品 です。
- プログラムの実行
- データの処理
CPUが忙しすぎると、全体の動作が遅くなります。
メモリ|作業スペースの広さ
メモリは、処理中のデータを一時的に置く場所です。
- メモリが少ない → 作業が詰まる
- メモリが多い → 処理がスムーズ
Webサイトが重い原因の多くは、メモリ不足です。
ディスク|データを取り出す速さ
ディスクは、ファイルや画像、データベースを保存する場所。
- 読み書きが遅い
- データ量が多すぎる
こうした状態も、負荷上昇の原因になります。
どこが原因?負荷を見極める視点



まずは「どこが詰まっているか」を見ることが大切だよ。
主なチェックポイントは次の3つです。
- CPU使用率が高い → 計算処理が多すぎる
- メモリが不足 → 同時処理に耐えられない
- ディスクI/Oが遅い → データの出し入れが詰まる
原因を特定できれば、対策も明確になります。
アクセス集中による負荷
アクセスが急増すると、
- 同時接続数が上限に達する
- 処理待ちが発生する
結果として、
- 表示が遅い
- 接続できない
といった問題が起こります。
負荷を下げるための代表的な対策
キャッシュ|よく使う情報を使い回す
キャッシュは、同じ処理を何度も行わないための仕組みです。
- ページ表示が高速化
- CPU・メモリの負担軽減
最も効果の高い対策のひとつです。
サーバー強化|処理能力を上げる
- CPUを増やす
- メモリを増やす
これは、最もわかりやすい対処法です。
負荷分散|処理を分ける
アクセスが多い場合は、
- 複数のサーバーで分担
- 負荷を均等にする
という方法もあります。
画像最適化・軽量化
Webページそのものを軽くすることも重要です。
- 画像サイズを小さくする
- 不要なデータを減らす
これだけで、サーバー負荷が大きく下がることもあります。
まとめ|サーバーの様子を知ると怖くない
“どこが混雑しているか”を見られれば怖くない



サーバーの負荷って、「どこが混んでいるか」を見ることなんですね。
サーバーの負荷は、異常ではなく「状態」 です。
- どこが忙しいのか
- なぜ詰まっているのか
これを把握できれば、サーバー運用はずっと安心になります。
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