
UNIX Cafe | 第53回
カフェの窓から差し込む午後の光。
ミナちゃんは、テーブルに広げられたノートパソコンをのぞき込みながら、ふと首をかしげました。
ログってどんなもの?サーバーの日記をのぞいてみよう
サーバーが毎日つけている“出来事の記録”
ミナちゃん先生、サーバーって“ログ”を見てるって聞きますけど…
そのログって、いったい何のことなんですか?



ログというのはね、サーバーが毎日つけている“日記みたいな記録”のことなんだ。だれが来たのか、どんなページを見たのか、どんな動きがあったのか…。サーバーが見たことを静かに書きとめてくれているんだよ。
なぜログを残しているの?



日記みたいでかわいいですね。でも、どうしてそんなに記録してるんですか?



それはね、あとから“何が起きたのか”を確かめられるようにするためなんだ。たとえばページが急に重くなったり、エラーが出たときに、このログを読めば原因がわかることが多いんだよ。
ログは“サーバーの目”という大切な役割



そっか…!じゃあログって、サーバーの“目”みたいなものなんですね。



その表現、とってもいいね。
ログはね、目では見えない世界を見せてくれる“もう一つの目”なんだよ。
ログを見ると何がわかるの?
アクセスログが教えてくれること



アクセスログを見るとね、だれが来たのか、どのページを見たのかがわかるんだ。にぎわっている時間帯や、人気のページも読み取れるよ。



お店の“来店記録”みたいですね…!
エラーログが教えてくれること



もうひとつ大事なのがエラーログ。
どんなエラーが起きたのか、いつ起きたのかを教えてくれるんだ。
トラブル解決のヒントがぎゅっと詰まってるんだよ。



エラーの手がかりって、こんな所にあるんですね…!
初心者でも読みやすい!見るべきポイントは少しだけ
まずは“ざっくり眺める”だけでOK



ログって難しい文字がいっぱいで、ちょっと怖いイメージがあります…。



最初はね、全部を読もうとしなくていいんだ。
“エラーが増えていないか”とか、“アクセスが急に多くなっていないか”
そんな簡単なポイントを見るだけで十分だよ。
よくあるログの例と、見え方のコツ



たとえば、404 が増えていたら“存在しないページを見に来てる”ってことだし、500 は“サーバー自身が困ってる”ってサインなんだ。
数字の意味さえ知っていれば、ログは一気に読みやすくなるよ。



数字の向こう側に、サーバーの気持ちが隠れているんですね…!
ログが役立つ場面って?
ページが重い・つながらないときの手がかり



ページが急に遅くなるとき、アクセスログを見ると“原因の時間帯”がわかったりするんだ。パンクしかけているサインが出ている場合もあるよ。
セキュリティ的に気になる動きの発見



ログには、不正アクセスの気配が現れることもあるんだ。
“同じIPから変なアクセスが続いている”なんて場合も、ログが教えてくれるんだよ。



サーバーって、ちゃんと見張ってくれてるんですね。
サーバーの健康状態を知る“診察記録”



ログはね、サーバーのカルテみたいなもの。
普段から少し見ておくと、異変にすぐ気づけるようになるんだよ。
まとめ|ログを読むとサーバーがもっと身近になる
アクセスログ・エラーログの違いをおさえよう



アクセスログは“どんな人が来たのか”。
エラーログは“どんなトラブルがあったのか”。
この2つをおさえておけば、ほとんどのログは怖くないよ。
日常的にすこしのぞくだけで安心感アップ



サーバーの声を聞いているみたいで、ワクワクしますね!











