ファイアウォールとポートの世界:守りの基本|UNIX Cafe

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ファイアウォールとポートの世界:守りの基本|UNIX Cafe

UNIX Cafe | 第52回

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ファイアウォールってなに?

ミナちゃん

先生、“ファイアウォール”ってよく聞くけど……実はちょっと怖い名前ですよね。なんだか火の壁みたいで。

ユニ先生

たしかに、名前はちょっと強そうだよね。でも実際は、「入ってきていい通信」「入っちゃダメな通信」を見分けるための“門番”みたいなものなんだ。

ミナちゃん

門番さん! じゃあ、私たちのパソコンを守ってくれているんですね?

ユニ先生

そのとおり。外からの不正なアクセスが来ても、
ファイアウォールが「ここは通れませんよ」と止めてくれるんだ。

ポート番号ってなんですか?

ミナちゃん

でも、どうやって止めるんですか?
誰が怪しくて、誰が安全かって分かるんでしょう?

ユニ先生

そこで出てくるのが ポート番号 だよ。
ポートは、パソコンの中にある“部屋番号”のようなものなんだ。

ミナちゃん

部屋番号……?

インターネットの部屋番号:80番・443番・22番のひみつ

  • 80番の部屋 → Webページの通信(http)
  • 443番の部屋 → 暗号化されたWeb通信(https)
  • 22番の部屋 → SSH の接続
ユニ先生

このように、通信の“宛先”がポート番号で決まっているんだ。

ミナちゃん

なるほど! 宅配便が「◯号室に届けますね」って言う感じですね。

ユニ先生

そうそう。
ファイアウォールは配達員を見て、「この部屋はOK」「この部屋は閉まっています」と仕分けしてくれるんだよ。

なぜファイアウォールは必要なの?

ミナちゃん

でも、全部の部屋を開けっぱなしにしておいてもいいんじゃないですか?

ユニ先生

それは危険なんだ。もし使っていない部屋が開いたままだと、そこから知らない人が入り込む可能性があるからね。

ミナちゃん

えっ……そんなことが?

ユニ先生

あるんだよ。だから「必要な部屋だけ開ける」「使わない部屋は閉じる」
これがセキュリティの基本なんだ。

ミナちゃん

なるほど…!
ファイアウォールは、部屋の鍵をきちんと管理しているんですね。

ファイアウォールで何ができるの?

ユニ先生

ファイアウォールでは、こんな設定ができるよ。

  • 特定のポートを開ける/閉じる
  • 特定のIPアドレスからのアクセスを拒否
  • 外へ出ていく通信を制限する
  • ログを取って不審な動きをチェック
ミナちゃん

へぇ〜! まるで“しっかり者の管理人さん”ですね。

ユニ先生

だからサーバーを運用するときも、ファイアウォールの設定は最初に確認しておきたい大事なポイントなんだ。

まとめ|守りの基本は“必要な扉だけ開ける”

ミナちゃん

ポートは部屋番号で、ファイアウォールはその部屋の鍵を管理する人……なんだかイメージできてきました!

ユニ先生

そう、それが一番大事。「必要な扉だけ開ける」
シンプルだけど、これがネットワークの安全を守る基本なんだよ。

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