
UNIX Cafe | 第51回
ミナちゃん先生、WordPressってよく聞くんですけど…
実際には、どんなふうに動いてるんですか?



WordPressはね、Webサーバーと手を取りあって動く“チームプレイのアプリ”なんだ。そのしくみがわかると、ブログ運営がもっと楽しく感じられるようになるよ。
WordPressは“PHPで動くアプリ”



WordPressは、PHPというプログラミング言語で作られたアプリなんだ。だから WordPressがページを作るには、WebサーバーとPHPが仲良く連携する必要があるんだよ。



WordPressって、HTMLの塊じゃないんですね…!
Webサーバーは“WordPressを呼び出す役目”を担当
WordPressが動く流れ(やさしく)



つまり…Webサーバーは“受付担当”、WordPressは“ページを作るシェフ”みたいな感じ?



うん、まさにそのイメージでぴったりだよ。
Apache と Nginx は WordPress の“働き方”にも影響する
Apache の場合
.htaccessが使える- 細かいルールをディレクトリごとに設定できる
- WordPress初心者にも扱いやすい
Nginx の場合
- 高速で軽い
- 同時アクセスが多いほど強い
.htaccessではなくサーバー設定で制御するタイプ



どちらを使うかで、WordPressの動きやすさも変わるんですね!
WordPressは“PHP + データベース + Webサーバー”のチーム戦
役割の分担
- PHP(WordPress本体):ページの中身を作る
- MySQL / MariaDB(データベース):記事・設定を保存
- Webサーバー(Apache/Nginx):ページを届ける



この3つが揃ってはじめて、WordPressは呼吸を始めるんだ。



いろんな技術が協力してるんですね…!
キャッシュの仕組みで“速さ”が決まる



WordPressはページを動的に作るから、記事が多くなると“表示に時間がかかる”こともあるんだよ。
そこで…
- プラグインによるキャッシュ
- Nginxの高速配信
- CDNの併用
などを使うと、Webサーバーの力でぐんと速くなるよ。



サーバー側の工夫で、WordPressがもっと軽くなるんですね!
サーバー選びは“WordPressの快適さ”を左右する
良いサーバーを選ぶと…
- 表示が速い
- エラーが起きにくい
- バックアップが安全
- WordPressが軽く動く
よくあるトラブル
- CPUが足りない → 表示が遅い
- メモリ不足 → エラーが出る
- ディスク容量不足 → 更新できない
- PHPのバージョンが古い → プラグインが動かない



サーバーって…WordPressの“心臓”みたいな存在なんですね…!
まとめ|WordPressとWebサーバーは“相棒”の関係
- WordPressはPHPで動くアプリ
- Webサーバーは“受付担当”としてWordPressを呼び出す
- PHP・DB・Webサーバーがそろってチームになる
- サーバー選びでWordPressの快適さが決まる
- キャッシュやNginxで高速化が可能



Webサーバーと仲良くなると、WordPressがもっと楽しくなるよ。



ただ使うだけじゃなくて…“仕組み”を知るのって面白いですね!
WordPressに合うサーバーを“食べ比べ”してみよう



先生、サーバーって種類が多くて…どれを選べばいいのかわかりません。



サーバー選びはね、カフェで“食べ比べ”するみたいに、それぞれの味を知ることが大事なんだよ。WordPressと相性のいいものも、少しずつ風味が違うからね。



へぇ〜! 私にも“お気に入りの味”が見つかるかな?



大丈夫。まずは少しずつ “お試し” で、味の違いを感じてみよう。
WordPressと相性のいいサーバーはどれ?
今日のおすすめサーバープレート(WordPress向け)
せっかくなら、UNIX Caféらしく“試食プレート”でサーバーを比べてみましょう。
それぞれ少しずつ個性がちがうので、サイトのイメージに合うものを選んでくださいね。
次回予告



次回は「ファイアウォールとポートの世界:守りの基本」。
ぼくらのパソコンをそっと守ってくれている仕組みを、
ポートの動きとあわせてやさしく見ていくよ。
いっしょに“安全の入り口”をのぞいてみようね。








