
UNIX Cafe | 第46回
Webの世界を支える“働くコンピュータ”の正体
Webサイトやアプリの説明で、よく出てくる「サーバー」という言葉。
でも実際に、サーバーが何をしているのかは、意外と知られていません。
この記事では、サーバーの基本的な役割と仕組みを、やさしく整理します。
サーバーは「お願いに応えるコンピュータ」
サーバーの役割は、とてもシンプルです。
- 誰かからリクエスト(お願い)を受け取る
- それに対して結果を返す
この動きを、24時間365日続けています。
- Webページを見せる
- メールを届ける
- ファイルを共有する
すべて「お願いに応える」仕事です。
普通のパソコンとの違いは“役割”
サーバーとパソコンの仕組み自体は、実はほとんど同じです。
違うのは 役割 です。
- パソコン:使う人のためのコンピュータ
- サーバー:みんなのために働くコンピュータ
そのためサーバーは、長時間の稼働・安定性・耐久性が重視されます。
サーバーにはいくつかの種類がある
ひとくちにサーバーと言っても、役割ごとに種類があります。
Webサーバー
- Webページを届ける
- Apache、Nginx などが代表
メールサーバー
- メールの送信・受信を担当
ファイルサーバー
- ファイルの保存・共有
DNSサーバー
- URLをIPアドレスに変換する
- Webの「住所案内役」
それぞれが役割分担して、Webは成り立っています。
ミナちゃんひとくちにサーバーって言っても、いろんな種類があるんですね!
サーバーはどこで動いている?
現在の多くのサーバーは、世界中にある データセンター の中で動いています。
- Amazon
- Microsoft
こうした企業が運営する巨大な施設で、大量のサーバーが常に稼働しています。
私たちは、遠く離れたサーバーを毎日当たり前のように使っています。
クライアントとサーバーの関係
Webの基本構造は、次の関係で成り立っています。
- クライアント:お願いする側(ブラウザ・スマホ)
- サーバー:応える側
この仕組みをクライアント・サーバーモデル と呼びます。
検索、動画視聴、SNS、メッセージ送信。
すべてこの形で動いています。
サーバーは止まらない前提で作られている
サーバーは、基本的に止まりません。
- 24時間365日稼働
- 熱や負荷に強い設計
- 障害が起きにくい構成
そのため、家庭用PCよりも安定性が重視されています。
家でもサーバーは作れる?
サーバーは、特別な機械でなくても作れます。
- 古いパソコン
- Mac mini
- Raspberry Pi
これらを使って、自宅サーバーを立てることも可能です。
ただし、外部公開する場合はセキュリティや管理の手間が増えるため、
多くの人はレンタルサーバーを利用します。
サーバーを知ると広がる世界
サーバーの基本を理解すると、
できることが一気に増えます。
- WordPressの仕組みが分かる
- Webアプリを公開できる
- ファイル共有やNASを構築できる
- IoTやAIと連携できる
サーバーは、Webの「土台」そのものです。
まとめ|サーバーはWebの縁の下の力持ち
- サーバーはリクエストに応えるコンピュータ
- 役割ごとに種類が分かれている
- 世界中のデータセンターで動いている
- クライアントと対になってWebを支える
- 家でもサーバーは作れる
サーバーの仕組みを知ると、Webの見え方が少し変わってきます。



サーバーの世界を知ると、Webの仕組みがぐっと楽しくなるよ。
次回予告
次回は「Webサーバーってどう動くの?ページが届くしくみ」
URLを入力してから、ページが表示されるまでの流れを追っていきます。
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