
UNIX Cafe | 第30回
ミナちゃん先生〜!最近、ブログの表示がちょっと重い気がします……。
もしかして、画像が多すぎるせいでしょうか?



いいところに気づいたね。
画像のファイルサイズが大きいと、ページの読み込みも遅くなってしまうんだ。



やっぱりそうでしたか! どうすれば軽くできますか?



今日は、画像をまとめて軽量化する方法を紹介しよう。
リサイズと品質調整を組み合わせれば、見た目はほとんど変えずにサイズを小さくできるよ。
今日のゴール



今日の目標は、フォルダにある画像をまとめて最適サイズにすること。
つまり、“軽くてキレイな画像”を一括で作ることだよ。



ひとつずつやるのは大変だから、まとめて処理できるのは助かります!
画像を軽くする方法は3つ!



画像を軽くするには主に3つの方法があるよ。
- リサイズ(サイズを小さく)
- 品質調整(少し圧縮)
- 形式変換(WebPなど)



なるほど〜! 今日は1と2を中心にやるんですね?



そう、その通り。WebP変換は第24回でやったから、今回はリサイズ+画質調整の実践版だね。
今日使うツール:ImageMagick(magick)



使うのは magick コマンド。ImageMagick の仲間だよ。



また登場ですね! UNIX Cafeの定番ツールです♪



インストールしてない人は、macなら Homebrew で入れよう。
bash
$ brew install imagemagickまずは1枚リサイズしてみよう



画像の幅を1200ピクセルにしてみよう。
bash
$ magick input.jpg -resize 1200x output.jpg


リサイズだけで、かなり軽くなるんですね!



うん。Web用なら1200px前後がちょうどいいことが多いよ。
品質(quality)を調整する



次に画質を調整してみよう。
bash
$ magick input.jpg -quality 85 output.jpg


-quality 85って、数を小さくすると軽くなるんですか?



そうだよ。100が最高画質。85くらいなら、人の目にはほとんど違いがわからないレベルだよ。
まとめて軽量化してみよう!



フォルダにたくさん画像がある場合はどうすればいいですか?



まとめて軽量化するには、for文を使うと便利だよ。
bash
mkdir -p out
for img in *.jpg
do
magick "$img" -resize 1200x -quality 85 "out/$img"
done


これなら、全部の画像を自動で処理してくれるんですね!



そう。out/ フォルダに軽くなった画像がまとめてできるよ。
軽量化の効果を見てみよう



元画像が3MBだったのが、リサイズ+quality調整で 約300KB になることもあるよ。



10分の1以下! すごい効果ですね!



軽くすることで、Web表示が速くなるだけじゃなく、サーバーの容量節約にもなるんだ。
PNGや他の形式にも対応できる?



もちろんできるよ。対象を .png に変えるだけだ。
bash
for img in *.png
do
magick "$img" -resize 1000x -quality 90 "out/${img%.png}.png"
done


これならどんな形式でも応用できますね!
さらに軽くしたいときは?



さらに軽くしたいなら、第24回の “WebP 変換” を組み合わせるのもおすすめだよ。



リサイズ → WebP の順番ですね!
これでブログも軽くなりそう〜♪



画質をほとんど落とさずに、ここまで軽くできるなんてびっくりです!
これからは “軽くてきれい” な画像を目指します♪
まとめ
今日は画像の軽量化をやってみたね。
ポイントは―
- リサイズで画像を小さく
- qualityで画質を調整
- for文で一括処理
- outフォルダで安全に保存



この流れをつかめば、どんなサイトの画像もスッと軽くできますよ♪



これでブログも見やすくなりそうです☕️
次回予告



次回は“撮影日で自動分類!”をやってみよう。
EXIFデータを使って、写真を日付ごとに仕分けるんだ。



旅行写真を整理するのにぴったりですね!楽しみです♪








