UNIX Cafe | 第29回
ミナちゃん先生〜！スマホからパソコンに写真を移したんですが、
いろんな種類の画像がごちゃごちゃで・・・
どれがどれだか分からなくなっちゃいました。
ユニ先生なるほどね。PNG や JPG、WebP が一緒に入っていると、
あとから整理するのが大変だよね。
ミナちゃんそうなんです。
ひとつひとつ仕分けるのは、時間がかかって。
ユニ先生じゃあ今日は、フォルダ内の画像を、拡張子ごとに自動で分類する
方法をやってみよう！
今日のゴール
ユニ先生今日の目標は、同じフォルダに入った画像を
形式（JPG / PNG / WebP）ごとに分けること。
ミナちゃん種類別にフォルダができたら、画像を探すのがとってもラクになりますね！
どうして種類ごとに分けるの？
ミナちゃんどうして拡張子ごとに分類するんですか？
ユニ先生例えば、PNG はイラスト向け。JPG は写真向け、
WebP は Web 用。といった使い分けがあるからだよ。
シェリフォルダで分けておくと、あとでサッと見つかってとてもラクですよ♪
ミナちゃんたしかに、あとで困らないように整理したいです！
今日使うコマンド
ユニ先生今回はターミナルで、mkdir と mv というコマンドを使うよ。
ミナちゃんどちらも基本コマンドだから安心です♪
まずは準備
ユニ先生まずは、フォルダ内に JPG / PNG / WebP 用の
入れ物を作ろう。
bash
$ mkdir -p jpg png webp-p は、“フォルダがなかったら作る”
という意味ですね！
自動でフォルダへ分類しよう
JPG を移動
bash
$ mv *.jpg jpg/PNG を移動
bash
$ mv *.png png/WebP を移動
bash
$ mv *.webp webp/わぁ！ たったこれだけで仕分けできちゃうんですね！
ユニ先生そうだよ。“まとめて移動”できるのが UNIX のいいところ。
もっと自動化（for 文）
ユニ先生複数の種類をまとめて仕分けしたいなら、for 文 を使うと便利だよ。
bash
for ext in jpg png webp
do
mkdir -p "$ext"
mv *."$ext" "$ext"/ 2>/dev/null
done
3種類まとめて自動仕分け！
すごくスマートですね♪
ユニ先生2>/dev/null は“エラーは表示しないでね”
という意味だよ。
分類のコツ
シェリJPGやPNG以外もOKよ！
HEIC・GIF・TIFFなど、必要な拡張子は自由に追加してね♪
ミナちゃんスマホの写真が HEIC なので、
助かります！
ユニ先生さらに応用すると！
- 撮影日ごとに分ける
- ファイル名に合わせて分類
- サイズごとに分ける
ユニ先生など、スクリプトを工夫すればもっと便利にできるよ。
ミナちゃんファイル整理が楽しくなりますね♪
うまく動かないときは？
- フォルダ名が正しいか
- ファイル名にスペースがあるか
- 権限の問題
ユニ先生うまく動かないときは、ひとつひとつ確認してみよう。
まとめ
ユニ先生今日は “画像を自動で分類” する方法を紹介したよ。
mkdirでフォルダを作るmvでまとめて移動forで一括処理
ミナちゃん大量の画像も、さっと整理できるからとっても便利ですね。
ユニ先生次回は、“ファイルサイズをまとめて最適化”
について紹介するよ。
ミナちゃんブログに最適化するのにピッタリですね！
楽しみです〜♪
