top・kill・nohupで学ぶプロセス管理|ターミナル応用テクニック|UNIX Cafe

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UNIX Cafe | 第19回

~top・kill・nohupで働き手を見守る~

目次

カフェには“働き手(プロセス)”がたくさん

ミナちゃん

ユニ先生、サーバーの中には、どんな“お仕事”が動いているんですか?

ユニ先生

そうだね。
カフェでコーヒーを淹れる人、料理を準備する人、お会計をする人がいるように、サーバーの中にも、それぞれ役割を持った“プロセス”が働いているんだ☕

まずは状況を見てみよう ” top “

ミナちゃん

でも、今どんな人が働いているか、どうすればわかるんでしょうか?

ユニ先生

そんな時に便利なのが top
いま仕事中のスタッフがどれくらい忙しいか、リアルタイムでモニターできるんだよ。

bash
$ top
ミナちゃん

おぉ〜!
CPUやメモリの使い方も見えるんですね。
まるで、店内の“今日の混み具合”がわかるみたい✨

ユニ先生

そうなんだ。
どのスタッフ(プロセス)が一番がんばってるかも一目でわかるよ。

ミナちゃん

topを終了する時はq を押してね!

働きすぎの人を休ませる ” kill “

ミナちゃん

もし、すっごく忙しそうなプロセスがいたらどうすれば…?

ユニ先生

そんな時は、一度お休みしてもらおう。
kill を使ってプロセスを終了できるんだ。

bash
$ kill 12345

※ 12345 は PID(プロセスID)

ミナちゃん

働きすぎているスタッフに、ちょっと休憩してね”ってお願いする感じなんですね。

ユニ先生

そうそう。
ただし kill -9 は“強制終了”だから、どうしても止まらない時だけ使うほうがいいよ☕

閉店後も仕込みを続ける ” nohup “

ミナちゃん

お店が閉まってからも、仕込みや下ごしらえをする日がありますよね?

ユニ先生

あるねぇ。
そんな時は nohup を使うと、ターミナルを閉じても仕事を続けてくれるよ。

bash
$ nohup ./make_cake.sh &
ミナちゃん

ログアウトしても動くなんて…
まさに“夜の仕込み班”ですね🌙✨

ユニ先生

うん。
静かな夜も、コツコツがんばってくれるんだ。
翌朝には、美味しいケーキが完成しているかもしれないね🍰

プロセスID(PID)ってなに?

ミナちゃん

kill を使うときに必要な数字、あれはなんですか?

ユニ先生

それは PID(プロセスID)
ひとり一人のスタッフに名札があるように、
プロセスにも番号が振られているんだ。

bash
$ ps aux
ミナちゃん

ちゃんと名前がわかるから、
必要なプロセスに声をかけられるんですね☕

まとめ:プロセスを“やさしく見守る”

ミナちゃん

top で様子を見て、必要なら kill で休ませて、nohup で夜の仕込み…。
なんだか本物のカフェみたいで、おもしろかったです!

ユニ先生

そうだね。
プロセスを知ることで、サーバーの“今”をやさしく見守れるようになるよ。大事なのは、無理をさせないことだね☕

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