
UNIX Cafe | 第19回
top・kill・nohupで学ぶ|プロセスをやさしく管理する UNIX の基本
Linux や UNIX のサーバーの中では、
目に見えないところで、たくさんの プロセス が動いています。
Web サイトを表示する処理、ログを記録する処理、
バックグラウンドで続く長い作業、それぞれが役割を持った「働き手」です。
この記事では、
topで いま何が動いているか を確認しkillで 必要なときに止める・休ませる方法 を知りnohupで ログアウト後も作業を続ける仕組み を理解する
という流れで、UNIX における基本的なプロセス管理 をやさしく解説します。
カフェには“働き手(プロセス)”がたくさん
ミナちゃんサーバーの中って、そんなにたくさんの仕事が動いているんですか?
サーバーの中では、
ひとつのアプリだけが動いているわけではありません。
UNIX では、
動いている処理ひとつひとつを プロセス と呼びます。
これは、カフェで例えるなら、
- コーヒーを淹れる人
- 料理を準備する人
- 会計を担当する人
のように、役割ごとに分かれて働いているスタッフ のような存在です。
まずは状況を確認する|top コマンド
プロセス管理で最初に行うべきことは、「いま何が動いているのか」を知ることです。
そのためのコマンドが top です。
toptop を実行すると、
- 実行中のプロセス一覧
- CPU やメモリの使用状況
- どのプロセスが負荷をかけているか
を リアルタイムで確認 できます。
終了するときは q を押します。
働きすぎのプロセスを止める|kill コマンド



もし、明らかに重いプロセスがあったらどうすればいいですか?
そのような場合に使うのが kill コマンドです。
kill 12345この数字は PID(プロセスID) で、
どのプロセスに指示を送るかを指定しています。
重要なのは、kill は「強制終了」だけのコマンドではない、という点です。
通常は、
- プロセスに 終了の合図(SIGTERM) を送り
- プロセス自身が後始末をして終了します
どうしても止まらない場合のみ、kill -9(SIGKILL)を使います。
ログアウト後も処理を続ける|nohup
長時間かかる処理を実行するとき、
ターミナルを閉じると止まってしまうことがあります。
そんなときに使うのが nohup です。
nohup ./make_cake.sh &このコマンドを使うと、
- ターミナルを閉じても
- ログアウトしても
処理がバックグラウンドで継続されます。
サーバー作業では、
とてもよく使われる基本テクニックです。
プロセスID(PID)とは?
kill や top で必ず登場するのが PID です。
PID は、プロセスひとつひとつに割り当てられた番号 です。
一覧で確認するには、次のコマンドも使えます。
ps auxPID を正しく指定することで、
必要なプロセスだけに操作を行う ことができます。
まとめ|プロセスを「やさしく」管理する



無理に止めるんじゃなくて、様子を見ながら管理するんですね。
UNIX のプロセス管理で大切なのは、
- まず
topで状況を見る - 必要なときだけ
killを使う - 長い処理は
nohupで任せる
という 順序と考え方 です。
プロセスは敵ではなく、サーバーを支えてくれる「働き手」。
やさしく見守れるようになると、
UNIX の操作はぐっと安心感のあるものになります。
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