
UNIX Cafe | 第25回
カメラで撮った写真には、撮影日時・場所・レンズなど、さまざまな情報が「EXIF(エグジフ)」として記録されています。
今回は、このEXIFをコマンドでまとめて確認する方法をユニ先生とミナちゃんといっしょに見ていきましょう。
目次
EXIFってなに?
ミナちゃんEXIFって、写真の“メモ帳”みたいなものなの?



その通り。撮ったときの“思い出の記録”だね。
- カメラやスマホが自動で記録
- 撮影日時、カメラ名、レンズ、GPS情報など
- Web公開時は注意したい項目もある(位置情報)
EXIFをまとめて見るには?



まずは道具を準備しよう。exiftool を使うよ。
インストール



ターミナルを開いて…exiftool をそっとインストールしてみましょう。
bash
# macOS
$ brew install exiftool
# Linux (Debian/Ubuntu)
$ sudo apt install libimage-exiftool-perl
1枚のファイルのEXIFを確認
bash
$ exiftool sample.jpg


文字がいっぱい!
でも、ひとつひとつが撮影の思い出なんですね。
よく使うEXIF項目を絞って表示
bash
$ exiftool -DateTimeOriginal -Model -FocalLength sample.jpg- 撮影日時
- カメラ名
- 焦点距離



必要な情報だけスッキリ!
フォルダ内の画像をまとめてチェック
bash
$ exiftool -DateTimeOriginal -Model -FocalLength path/to/images


フォルダごと一気に調べられるなんて便利!
CSVで書き出して整理する
bash
$ exiftool -csv -DateTimeOriginal -Model -FocalLength *.jpg > exif.csv- Excel / スプレッドシートで簡単整理
- 撮影日の並び替えもラクラク
位置情報(GPS)の扱いに注意



写真の場所が分かるGPS情報が入っていることがあるよ。
- SNS やブログ公開前に削除することが大切
EXIF削除(安全対策)
bash
$ exiftool -gps:all= -overwrite_original *.jpgImageMagick (identify) でもOK



このコマンドは、ImageMagick という画像ツールの identify を使って、画像ファイルの詳しい情報を表示できます。
bash
$ identify -verbose sample.jpg


ImageMagick が入っていれば、すぐに試せるんですね。
実践:お店の写真フォルダを整理
- フォルダ内の写真をまとめてチェック
- 撮影日で並べる
- ブログ用にCSVで整理



撮った日がわかるって、意外に助かりますね。
まとめ
- EXIFは「撮影の記録」
exiftoolでかんたんにチェック- 必要ならCSVへ
- 位置情報は公開前に注意
- ImageMagick でも見られる



EXIFを知ると、写真ともっと仲良くなれるよ。



EXIFって奥が深いですね!



次回は、ファイル名をいっきにリネームする方法だよ。










