
UNIX Cafe | 第4回
目次
このページでわかること
UNIXの「リダイレクト」は、
コマンドの出力やエラーメッセージの行き先を切り替える仕組みです。
このページでは、ターミナル初心者の方でも理解できるように、
よく使うリダイレクト記号を一つずつ整理して解説します。
- コマンドの結果をファイルに保存する方法
- ファイルに追記する方法
- エラーだけを記録する方法
- 出力とエラーをまとめて保存する方法
リダイレクトとは何か
ユニ先生画面に出ていた結果を、ファイルへ流してあげる仕組みだよ。
通常、コマンドの実行結果は画面に表示されます。
リダイレクトを使うと、その出力先をファイルに変更できます。
これは「結果を記録する」「あとで確認する」ために、とても重要な考え方です。
>|コマンドの出力をファイルに保存する(上書き)
基本
echo "Hello" > hello.txtecho "Hello"の出力がhello.txtに保存されます- ファイルがすでに存在する場合、中身は上書きされます
ポイント
- 新しいファイルを作る感覚
- ログを残すときは注意が必要



> は「新しく書き直す」矢印。ログでは注意しよう。
>>|ファイルの最後に追記する
基本
echo "こんにちは" >> hello.txt- 既存の
hello.txtの末尾に追記されます - 以前の内容は消えません
ポイント
- ログファイルの記録に最適
- 日付や処理結果を積み重ねたいときに便利
<|ファイルの内容をコマンドに渡す
基本
cat < hello.txthello.txtの中身をcatコマンドに渡します- 実際には
cat hello.txtとほぼ同じ動作
ポイント
- 「入力元をファイルに切り替える」記号
- 後にパイプと組み合わせると理解が深まります



> が出口なら、< は入口と考えるとわかりやすい。
2>|エラーメッセージだけをファイルに保存する
エラーの例
ls nofile.txtls: nofile.txt: No such file or directoryエラーをファイルに保存
ls nofile.txt 2> error.log- 画面には何も表示されません
- エラーメッセージだけが
error.logに保存されます
ポイント
2は「標準エラー出力」を意味します- トラブル調査やログ管理でよく使います



2 はエラー専用。トラブル調査で本領を発揮しますよ。
&>|出力とエラーをまとめて保存する
基本
ls hello.txt notfound.log &> result.log- 正常な出力も
- エラーメッセージも すべて
result.logに保存されます
ポイント
- バッチ処理や自動処理でよく使われます。
- 実行結果を丸ごと記録したいときに便利。



実行結果を丸ごと残したいときは、これが一番楽ですね。
リダイレクトの整理表
| 記号 | 意味 |
|---|---|
> | 出力をファイルに保存(上書き) |
>> | 出力をファイルに追記 |
< | ファイルを入力として使う |
2> | エラーだけをファイルに保存 |
&> | 出力とエラーをまとめて保存 |
まとめ
リダイレクトは、
「コマンドの結果がどこへ流れるか」を決める仕組みです。
- 画面に表示する
- ファイルに保存する
- エラーだけを分けて管理する
この考え方が身につくと、
UNIXの操作はぐっと静かで、効率的になります。



リダイレクトは、データの「流れ」を整える道具なんだ。
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