
UNIX Cafe | 第76回
chownってなに?|ファイルの「持ち主」を決めるお話
前回は、「このファイルを、どこまで使っていいか」を決めるchmod を見てきました。
- 読み取りはできるのか
- 書き換えていいのか
- 実行していいのか
そんなルールを決めるのが、chmodでした。
でも、もうひとつ大切なことがあります。
それは、「そもそも、このファイルは誰のものなのか?」
ということです。
今回は、そのお話をしていきます。
持ち主って、だれ?
ここでは、
ミナちゃんとユニ先生の4コマ漫画を通して、
chown の気持ちを感じてみましょう。

ミナちゃん
これ、
私のファイルだよね?

ユニ先生
うーん……持ち主、ちがうみたいだね。
ミナちゃん
えっ?

ミナちゃん
じゃあ……私が持ち主になります!

ミナちゃん
……なんか、重い。。責任・・・
ユニ先生
それが、持ち主になるってことだよ。
やさしい解説|chownってなに?
chown は、
ファイルやフォルダの持ち主を変更するコマンドです。
「このファイルは、誰が責任を持つのか」
それをはっきりさせるために使われます。
持ち主になると、
そのファイルを自由に扱える場面が増えます。
でも同時に、「ちゃんと管理する」という役目も、
一緒についてきます。
ミナちゃんが
少しだけ表情を引きしめたのは、
そのことに気づいたからかもしれません。
chmodとのちがい|ルールと持ち主
ここで、
chmod と chown の違いを、
やさしく整理してみましょう。
- chmod →「何をしていいか」を決める
- chown →「誰のものか」を決める
どちらも大切ですが、
役割は少し違います。
まず「誰の持ち物か」を決めて、
そのあとで「どう使っていいか」を決める。
そんな順番で考えると、
Linuxの世界が、少し分かりやすくなります。
まとめ|持ち主になる、ということ
ファイルの持ち主になる、ということは、
ただ操作できるようになる、という意味ではありません。
それは、
「このファイルのことは、私が面倒を見ます」
と引き受けること。
だからこそ、
ミナちゃんは最後に、
少しだけ「重さ」を感じたのです。
その感覚は、
Linuxを学ぶうえで、
とても大切な感覚です。
次へ|持ち主でも触れない場所がある理由
持ち主になっても、
それでも動かせない場所があります。
実際に動かそうとして、
初めて気づくこともあります。
次は、
なぜ mv で動かせないことがあるのか。
その理由を見ていきます。
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