ログの世界:サーバーは何を見ているのか?|UNIX Cafe

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ログの世界:サーバーは何を見ているのか?|UNIX Cafe

UNIX Cafe | 第53回

カフェの窓から差し込む午後の光。
ミナちゃんは、テーブルに広げられたノートパソコンをのぞき込みながら、ふと首をかしげました。

目次

ログってどんなもの?サーバーの日記をのぞいてみよう

サーバーが毎日つけている“出来事の記録”

ミナちゃん

先生、サーバーって“ログ”を見てるって聞きますけど…
そのログって、いったい何のことなんですか?

ユニ先生

ログというのはね、サーバーが毎日つけている“日記みたいな記録”のことなんだ。だれが来たのか、どんなページを見たのか、どんな動きがあったのか…。サーバーが見たことを静かに書きとめてくれているんだよ。

なぜログを残しているの?

ミナちゃん

日記みたいでかわいいですね。でも、どうしてそんなに記録してるんですか?

ユニ先生

それはね、あとから“何が起きたのか”を確かめられるようにするためなんだ。たとえばページが急に重くなったり、エラーが出たときに、このログを読めば原因がわかることが多いんだよ。

ログは“サーバーの目”という大切な役割

ミナちゃん

そっか…!じゃあログって、サーバーの“目”みたいなものなんですね。

ユニ先生

その表現、とってもいいね。
ログはね、目では見えない世界を見せてくれる“もう一つの目”なんだよ。

ログを見ると何がわかるの?

アクセスログが教えてくれること

ユニ先生

アクセスログを見るとね、だれが来たのか、どのページを見たのかがわかるんだ。にぎわっている時間帯や、人気のページも読み取れるよ。

ミナちゃん

お店の“来店記録”みたいですね…!

エラーログが教えてくれること

ユニ先生

もうひとつ大事なのがエラーログ。
どんなエラーが起きたのか、いつ起きたのかを教えてくれるんだ。
トラブル解決のヒントがぎゅっと詰まってるんだよ。

ミナちゃん

エラーの手がかりって、こんな所にあるんですね…!

初心者でも読みやすい!見るべきポイントは少しだけ

まずは“ざっくり眺める”だけでOK

ミナちゃん

ログって難しい文字がいっぱいで、ちょっと怖いイメージがあります…。

ユニ先生

最初はね、全部を読もうとしなくていいんだ。
“エラーが増えていないか”とか、“アクセスが急に多くなっていないか”
そんな簡単なポイントを見るだけで十分だよ。

よくあるログの例と、見え方のコツ

ユニ先生

たとえば、404 が増えていたら“存在しないページを見に来てる”ってことだし、500 は“サーバー自身が困ってる”ってサインなんだ。
数字の意味さえ知っていれば、ログは一気に読みやすくなるよ。

ミナちゃん

数字の向こう側に、サーバーの気持ちが隠れているんですね…!

ログが役立つ場面って?

ページが重い・つながらないときの手がかり

ユニ先生

ページが急に遅くなるとき、アクセスログを見ると“原因の時間帯”がわかったりするんだ。パンクしかけているサインが出ている場合もあるよ。

セキュリティ的に気になる動きの発見

ユニ先生

ログには、不正アクセスの気配が現れることもあるんだ。
“同じIPから変なアクセスが続いている”なんて場合も、ログが教えてくれるんだよ。

ミナちゃん

サーバーって、ちゃんと見張ってくれてるんですね。

サーバーの健康状態を知る“診察記録”

ユニ先生

ログはね、サーバーのカルテみたいなもの。
普段から少し見ておくと、異変にすぐ気づけるようになるんだよ。

まとめ|ログを読むとサーバーがもっと身近になる

アクセスログ・エラーログの違いをおさえよう

ユニ先生

アクセスログは“どんな人が来たのか”。
エラーログは“どんなトラブルがあったのか”。
この2つをおさえておけば、ほとんどのログは怖くないよ。

日常的にすこしのぞくだけで安心感アップ

ミナちゃん

サーバーの声を聞いているみたいで、ワクワクしますね!

ユニ先生
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