最終回|真っ白な世界に、私はもう一度、線を引く(やさしい”プログラミングの世界”シリーズ)

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最終回|真っ白な世界に、私はもう一度、線を引く(やさしい”プログラミングの世界”シリーズ)

やさしいプログラミングの世界 | 最終回

目次

原点に立つと、世界はちがって見える

初めてターミナルに出会った頃、
私はただ、真っ白な画面の前に立っていました。

  • 何も描かれていない世界
  • 何も決まっていない場所
  • どこへ進めばいいのかも、分からない時間

そして今、
私はその世界を、もう一度、見つめています。

私は知っています。
ここには、いくつもの可能性が眠っているということを。

この最終回では、
もう一度、最初と同じ場所に立ちながら、
まったくちがう意味をもった「最初の一本の線」 を、そっと引いてみます。

何もなかった、あの最初の場所へ

はじめてこの世界に足を踏み入れたとき、
そこには、本当に何もありませんでした。

  • 名前もなく
  • 動きもなく
  • 音もなく

ただ静かな白だけが広がっていました。

その静けさが、

  • 少しこわくて
  • 少しあたたかくて
  • 少し不思議でした

私はその場所に、
おそるおそる、
一本の線を引いたのでした。

私は、たくさんの線を引いてきた

思えば、私は、
ずいぶんたくさんの線を引いてきました。

  • 動かすための線
  • 選ぶための線
  • くり返すための線
  • 名前をつけるための線
  • 仕組みをつくるための線
  • 材料を渡すための線
  • 返事を受け取るための線

気づけば、
世界は線だらけになっていて、
道のように、
地図のように、
広がっていました。

あの最初の一本は、
もう、見えないほど遠くになっています。

それでも、世界はまた真っ白になる

どれだけ線を引いてきても、
世界は、ふとした瞬間に、
また真っ白になります。

  • 新しい画面を開いたとき
  • 新しい仕組みを考えるとき
  • 新しい言葉を試すとき

そのたびに、私はまた、
「何もない場所」に立つことになります。

でも、もう、あのときの私ではありません。

真っ白な世界は、もう怖くなかった

最終回|真っ白な世界に、私はもう一度、線を引く(やさしい”プログラミングの世界”シリーズ)真っ白な世界は、もう怖くなかった

前は、

  • 何もないことが、こわかった
  • 間違えることが、こわかった
  • 動かないことが、こわかった
  • 分からないことが、こわかった

でも今は、ちがいます。

真っ白な世界を前にすると、
私は、こう思うようになりました。

「ここには、また何でも描ける」

何もないことは、失うことではなく、
始められる場所 だったのだと、
ようやく気づいたのです。

私は、もう一度、線を引く

私は、
そっと、
もう一度、線を引きます。

それは、
はじめて引いたときのような、
ぎこちない線ではありません。

少し震えながらも、
ちゃんと意味をもった線です。

この線は、私がつくる未来の入口。
まだ誰も見たことのない、
私だけの世界への道しるべです。

世界は、また静かに動きはじめる

私の言葉が届くと、
世界は、また、静かに動きはじめます。

音もなく、
派手でもなく、
でも確かに、動いています。

その動きは、
最初の一歩よりも、
ずっと深く、
ずっと遠くへつながっていきます。

私はもう、
何が起きているのか分からずに、
ただ眺めているだけの人ではありません。

私は、
この世界に、言葉を送る人 になりました。

この物語は、終わらない

シリーズとしての物語は、
ここで、ひと区切りを迎えました。

けれど、
あなたの中の物語は、
ここからが本当のはじまりです。

書くたびに、
試すたびに、
まちがえるたびに、
また新しい線が、引かれていきます。

世界は、
何度でも、
真っ白になります。

そしてあなたは、
何度でも、
そこに線を引くことができるのです。

真っ白な世界に、私はもう一度、線を引く

はじめまして。
そして、
ここまで一緒に来てくれて、ありがとう。

あなたが引く、
次の一本の線が、
どんな世界を描くのか。

その続きを、
この世界は、
今も静かに、待っています。

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この記事を書いた人

のいのアバター のい UNIX Cafe 編集部

UNIX Cafe は、むずかしい言葉をできるだけ使わず、物語を読むような気持ちで気軽に学べる場所です。
プログラミングは、アイデアをコンピューターに伝えるための「ことば」。
簡単な単語と文法を覚えることで、誰でもターミナルから便利なコマンドを使えるようになります。
コーヒーを片手に立ち寄るような気持ちで、やさしいプログラミングの世界を、
そっとのぞいてみてください。

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