
やさしいプログラミングの世界 | 第9回
世界との会話が、はじまったところ
仕組みに「材料」を渡せるようになって、
世界は、ぐっと自由になりました。
同じ仕組みなのに、
渡すものが変わるだけで、未来がちがって見える。
けれど、あるとき、
こんな気持ちが生まれてきます。
「この仕組みは、いったい、どんな答えを返してくれたんだろう?」
この章では、仕組みがそっと返してくれる、
「答え」について、やさしく見ていきます。
材料を渡し、答えを受け取る。
世界との会話は、ここから、そっと始まっていきます。
仕組みに「材料」を渡した、そのあとに
引数を渡すことで、
仕組みは、ちがう動きを見せてくれるようになりました。
けれど、仕組みは、ただ静かに動いているだけではありません。
その動きの先で、いつも、何かが生まれています。
計算すれば、「数」が生まれます。
判断すれば、「道」が生まれます。
仕組みは、動いたあと、必ず何かを、残しているのです。
返ってくるという、小さな奇跡
仕組みから、
何かが「返ってくる」。
それは、
とても静かで、
小さな出来事です。
けれどこの瞬間、
プログラムは、
ただの命令の集まりではなくなります。
数字が、答えになって戻ってくる
たとえば、2つの数を足したとき。
仕組みは、「その答え」を、そっと返してくれます。
- 5+3 → 8
- 10+7 → 17
仕組みは、「ちゃんと、ここまで計算しましたよ」
と、静かに教えてくれているのです。
言葉が、そのまま返ってくることもある

ときには、
数字だけでなく、
言葉がそのまま返ってくることもあります。
- あいさつの言葉
- メッセージ
- 誰かへの返事
仕組みは、
渡されたものを、
形を変えて返したり、
そのまま返したりします。
戻り値は、仕組みからの「返事」
この、
仕組みから返ってくる「答え」のことを、
プログラミングでは、「戻り値」と呼びます。
戻り値とは、
仕組みからの、
小さな「返事」なのかもしれません。
呼びかけると、
ちゃんと返ってくる。
ここで、
世界との関係は、
一方通行ではなくなります。
返事があると、会話になる
材料を渡し、
答えを受け取る。
このくり返しが、
やがて、小さな「会話」になります。
話しかける。
返事が返ってくる。
プログラムは、
ここで、ほんとうに、
人の相手になりはじめるのです。
次の世界へ ― 仕組みどうしが、つながっていく
戻り値が使えるようになると、
仕組みは、ひとつで終わらなくなります。
ひとつの仕組みの答えが、
次の仕組みの材料になる。
そのつながりは、
どこまでも、どこまでも、
続いていきます。
次の章では、
この「仕組みどうしが、つながっていく世界」へ、
そっと足を踏み入れていきます。
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